話題株ピックアップ【夕刊】(2):サイゼリヤ、アドテスト、マツダ
■サイゼリヤ <7581> 6,110円 -280 円 (-4.4%) 本日終値 東証プライム 下落率8位
サイゼリヤ<7581>やすかいらーくホールディングス<3197>など大手外食チェーンの一角が安い。今週23日に召集される通常国会冒頭での衆院解散が確実視されるなか、複数のメディアが、総選挙の公約に与野党各党が食料品の消費税減税を盛り込む方針であることを伝えており、その一方で、食料品の消費税が減税となれば現在、軽減税率の対象外である外食の利用が減るとの見方から売られたようだ。
■アドバンテスト <6857> 22,160円 -640 円 (-2.8%) 本日終値
アドバンテスト<6857>は売り優勢。前週末の米国株市場ではマイクロン・テクノロジー<MU>が7.8%高と値を飛ばすなど半導体関連株に強い動きが目立ち、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が一時8000大台に乗せるなど史上最高値を更新した。これを受けて東京市場でも半導体セクターには追い風が期待される場面だが、一方では先物主導で日経平均に下げ圧力が働いており、時価総額の大きい主力どころにはインデックス売り圧力も意識されやすい。前週発表された半導体受託生産世界最大手TSMC<TSM>の好決算は半導体設備投資需要の拡大思惑につながり引き続きポジティブ視されるが、足もと外国為替市場で円高方向に押し戻されていることは株価の上値を重くする材料となっている。
■マツダ <7261> 1,257円 -33 円 (-2.6%) 本日終値
マツダ<7261>が続落。前週末16日の取引終了後、日本経済新聞電子版が「マツダは電気自動車(EV)の世界戦略車の販売時期を延期する」と報じ、嫌気されたようだ。記事によると、2027年から29年以降に遅らせる。米欧を中心としたEV政策の見直しが背景にあるという。
■グッドコムアセット <3475> 1,281円 -16 円 (-1.2%) 本日終値
グッドコムアセット<3475>は3日続落。前週末16日の取引終了後、リバティ(東京都千代田区)から不動産売買に関する複数の取引について損害賠償請求訴訟を昨年12月1日に提起されたと発表した。グッドコムAは訴訟内容について「法的責任を一切負うものではない」との認識を示したものの、発表を嫌気した売りが出たようだ。グッドコムAの発表によると、リバティによる請求金額は37億600万3229円で、リバティ側は不動産売買の契約成立について法的保護に値する期待を生じさせたにもかかわらず、グッドコムAが交渉を不当に破棄し損害を被ったと主張しているという。
■日野自動車 <7205> 408円 -5 円 (-1.2%) 本日終値
日野自動車<7205>が反落。前週末16日の取引終了後、16日付で保有する台湾・和泰汽車の持ち分の全てを売却することでトヨタ自動車<7203>と持ち分譲渡契約を締結したと発表。これに伴い、投資有価証券売却益301億1600万円を26年3月期に特別利益として計上するとしたが、これに対する市場の反応は限定的のようだ。
■スタジオアリス <2305> 2,025円 -13 円 (-0.6%) 本日終値
スタジオアリス<2305>が反落。前週末16日の取引終了後に発表した25年12月度の売上高が前年同月比4.3%減と7カ月連続で前年実績を下回ったことが嫌気された。買い上げ単価は上昇した一方で、撮影件数(客数)が落ち込んだ。
■アプリックス <3727> 223円 +50 円 (+28.9%) ストップ高 本日終値
アプリックス<3727>がストップ高。祖業のソフト基盤技術から撤退しIoT分野に経営資源を集中しており、主力のストックビジネス事業が成長シナリオの帰趨を左右する状況にある。そうしたなか、資本戦略にも力を入れ、前週末16日取引終了後、統合型マーケティング事業を展開するグローバルキャストを株式交換によって完全子会社化することを発表、これを手掛かり材料に投資マネーが集中した。株価が低位に位置するとともに時価総額50億円未満と超小型株で、足の速さに期待した個人投資家などの短期資金を誘引している。
■エムビーエス <1401> 1,675円 +293 円 (+21.2%) 一時ストップ高 本日終値
エムビーエス<1401>が一時ストップ高まで買われ、昨年来高値を更新した。同社は16日、資本・業務提携先のドーナッツロボティクスが二足歩行ヒューマノイド「cinnamon1」の記者発表会を21日に開催することを明らかにしており、関心が高まっているようだ。cinnamon1は、独自開発AIを搭載した日本初となる日本ブランドを目指した量産型のVLM搭載二足歩行ロボット。VLMとは画像と言語を同時に扱うことができるAIモデルで、カメラで取得した映像と自然言語での指示を理解し行動することができるようになるという。
■中村超硬 <6166> 469円 +80 円 (+20.6%) ストップ高 本日終値
中村超硬<6166>に大量の買い注文が継続。前週末16日に1本値のストップ高で買い物を残す異彩人気に沸いたのに続き、きょうもストップ高に買われた。中国の輸出規制強化を背景にレアアース関連に位置付けられる銘柄が総花的に買われるなか、同社株はその出遅れとして人気化素地を開花させた。超硬合金加工などに強みを有するが、ナノサイズのゼオライト製品の事業化に傾注している。ゼオライトはレアアース・フリー蛍光体としての活用や、触媒用途としてレアアース代替候補にも挙がっているほか、レアアース回収に際して吸着剤への利用が見込まれる。「国内ではゼオライト関連に位置付けられる銘柄として同社が関連最右翼」(中堅証券ストラテジスト)という指摘もあり、持ち前の急騰習性に火がついた格好だ。
株探ニュース