話題株ピックアップ【夕刊】(2):クオリプス、エニーカラー、インフォMT
■クオリプス <4894> 7,570円 +250 円 (+3.4%) 本日終値
クオリプス<4894>が3日ぶりに急反発。21日の取引終了後、同社所属の研究者が筆頭著者として発表した心筋再生医療に関する学術論文が、科学誌「サイエンス」に掲載されたと発表した。「Nature Cardiovascular Research」において重要論文として解説及び評価されたとしており、材料視されたようだ。ヒトiPS細胞由来心筋細胞(hiPSC-CM)移植後の電気生理学的挙動を高精度に解析することで、不整脈リスクを可視化・評価するとともに、リスクを低減しうる条件・設計指針を示すことに成功した、という内容。クオリプスは今回の論文で示された知見を活用し、研究開発や事業開発の加速化を図っていくとしている。
■ソフト99 <4464> 4,090円 +105 円 (+2.6%) 本日終値
ソフト99コーポレーション<4464>が続伸。投資ファンドのエフィッシモ・キャピタル・マネージメントが21日、ソフト99に対し株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。2回目のTOBとなる。買付価格は1株4100円としており、ソフト99の株価はこれにサヤ寄せをする動きを見せた。買付期間は22日から3月6日まで。1回目のTOBは成立していたが議決権数が3分の2以上に達しなかったことから、追加のTOBを実施する。2回目のTOB価格は1回目と同額。買付予定数は1379万762株。買付予定数の下限と上限は設定していない。
■ANYCOLOR <5032> 4,535円 +115 円 (+2.6%) 本日終値
ANYCOLOR<5032>は堅調に推移。21日の取引終了後、取得総数125万株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.05%)、取得総額50億円を上限とする自社株買いを実施すると発表しており、材料視した買いが入った。取得期間は1月22日から4月30日までとし、東京証券取引所における市場買い付けで実施する。資本効率の向上と株主還元の強化を図る。
■インフォマート <2492> 458円 +11 円 (+2.5%) 本日終値
インフォマート<2492>が堅調推移。同社は21日の取引終了後、協業関係にあるinvox(東京都新宿区)の株式を追加取得し、持ち分法適用関連会社とすると発表した。顧客企業のDXの加速を目的とした業務提携も行う。発表を手掛かりとした買いが株価を支援したようだ。invoxは請求書の受領から仕訳・保存までを自動化する「invoxシリーズ」を展開。同社の高度なAI技術や請求書処理の自動化ノウハウと、インフォMTの顧客基盤を融合し、収益基盤の拡大につなげる。同日に株式取得を実行し、株式の取得価額は19億1100万円。議決権所有割合は14.30%から取得後は33.41%に上昇する。
■三洋貿易 <3176> 1,565円 +37 円 (+2.4%) 本日終値
三洋貿易<3176>が高い。同社はきょう、グループのコスモス商事が海洋研究開発機構(JAMSTEC)の地球深部探査船「ちきゅう」に採鉱機・揚泥管・浮力体及び遠隔操作無人探査機(ROV)を納入したことを明らかにしており、これが材料視されたようだ。「ちきゅう」は12日、海洋レアアース資源採鉱に向けて清水港を出港。南鳥島沖の試験海域で、船上から水深6000メートルの海底に揚泥管を降下させ、ROVで解泥・採鉱機を操作して船上へ泥を揚げる世界初の採鉱システム接続試験に挑む。
■東和薬品 <4553> 3,655円 +85 円 (+2.4%) 本日終値
東和薬品<4553>は4日ぶり反発。21日取引終了後、大塚ホールディングス<4578>傘下の大塚製薬との間で、医薬品製造における戦略的な協業体制の構築に向けた基本合意を締結したと発表した。これにより両社は大塚製薬が保有する一部の医薬品の承継・製造委受託、戦略的協業品目のライセンス活用を通じて、医薬品の安定供給を実現することを目指す。これが買い手掛かりとなった。
■アシックス <7936> 4,052円 +68 円 (+1.7%) 本日終値
アシックス<7936>が4日ぶりに反発した。モルガン・スタンレーMUFG証券が21日、アシックスの目標株価を従来の4300円から5100円に増額修正した。投資判断は「オーバーウェート」を継続する。同証券はアシックスの日本での免税売上において、中国からのフライト減便による影響を織り込みながらも、想定以上に各主要地域での販売が好調であると指摘。ポジショニングの稀有さが現行株価には十分に反映されていないとし、アップサイド余地が残るとの見方を示している。
■AREホールディングス <5857> 3,665円 +15 円 (+0.4%) 本日終値
AREホールディングス<5857>が底堅く推移。SMBC日興証券が21日、AREHDについて投資評価を3段階で最上位の「1」、目標株価4400円で新規にカバレッジを開始した。金をはじめとする貴金属価格の上昇は採算の改善や売り手の売却意欲の高まりを通じた回収量の増加の両面で業績に追い風になるなどと指摘する。同証券はAREHDの27年3月期営業利益予想を324億円とした。
■FFRIセキュリティ <3692> 8,960円 -360 円 (-3.9%) 本日終値
FFRIセキュリティ<3692>が急落。米投資会社ウルフパック・リサーチが21日にレポートを公表した。このなかで同投資会社は「FFRIが投資家に対して売り上げ及び利益が回復基調にあるような印象を与えるために、誤解を招きかねない会計処理を用いている」と考え、「同社株をショートしている」と表明。25年3月期の業績についてFFRIが研究開発補助金を売上として計上していなければ、同社の中核事業の売上高は24年3月期を1%下回っていたはずだ、などと指摘している。レポートの公表に反応した売りが膨らんだ。
■東電HD <9501> 695.5円 -25.1 円 (-3.5%) 本日終値
東京電力ホールディングス<9501>が後場一段安。前日に再稼働した柏崎刈羽原発6号機に関し、22日未明に原子炉から制御棒を引き抜く作業を中断したことが明らかになったと国内メディア各社が報じている。引き抜き作業中に警報が鳴り、作業を中断したという。報道を嫌気した売りが同社株を押し下げたようだ。
株探ニュース