話題株ピックアップ【夕刊】(1):住石HD、一工薬、古河電
■住石ホールディングス <1514> 859円 +150 円 (+21.2%) ストップ高 本日終値
住石ホールディングス<1514>とイーディーピー<7794>がストップ高。ともに前日はストップ高で取引を終えていた。ロイター通信が27日の取引時間中、日米関税合意に基づく総額5500億ドルの対米投融資に関し、「人工ダイヤモンドを米国内で生産する計画が有力候補になっていることがわかった」と報じた。これを受け、株式市場では人工ダイヤモンド関連の事業を展開する銘柄が物色人気化しており、人工ダイヤ原料の製造を手掛けるEDPや、グループ会社で工業用の人工ダイヤモンドの製造を展開する住石HDに対し、この日も投資資金が集中している。
■ユニチカ <3103> 564円 +80 円 (+16.5%) ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率3位
ユニチカ<3103>が連日のストップ高。AIデータセンター向け半導体をターゲットに舵を切った米クアルコム<QCOM>だが、半導体パッケージ基板のボトルネックであるハイエンドガラスクロスの在庫が払底していることから、その供給主体となり得るユニチカを訪問したという観測がでており、ユニチカ側もこれを否定しておらず物色人気が一気に高まった。「時価総額300億円強に過ぎず、クアルコムからの資本的な提携アプローチが極めて容易」(中堅証券ストラテジスト)という指摘もある。株式需給面では外資系の手口による貸株市場を経由した空売りが高水準に積み上がっており、踏み上げ相場の様相を呈す可能性も意識される。
■第一工業製薬 <4461> 10,670円 +1,500 円 (+16.4%) ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率4位
第一工業製薬<4461>が後場終盤になってストップ高に買われた。午後3時ごろに26年3月期連結業績予想について、売上高を800億円から810億円(前期比10.6%増)へ、営業利益を82億円から96億円(同79.4%増)へ、純利益を45億円から53億円(同2.1倍)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を80円から90円へ引き上げ、年間配当予想を150円(前期100円)としたことが好感された。電子・情報事業のハイエンドサーバー向け低誘電樹脂材料や、環境・エネルギー事業の電池用材料の負極用水系複合接着剤が大幅に伸長し第3四半期までの業績が好調に推移していることに加えて、これらの製品が引き続き好調なことから、業績予想を引き上げたとしている。なお、同時に発表した第3四半期累計(4~12月)決算は、売上高602億900万円(前年同期比10.9%増)、営業利益70億5900万円(同85.7%増)、純利益42億3200万円(同2.2倍)だった。
■古河電気工業 <5801> 14,410円 +1,510 円 (+11.7%) 本日終値 東証プライム 上昇率5位
古河電気工業<5801>は大幅に4日続伸し昨年来高値を更新。フジクラ<5803>が大幅高で3連騰。住友電気工業<5802>が続急伸となるなど、電線株の上げが顕著となっている。27日の米株式市場で特殊ガラスや光ファイバー製品を手掛けるコーニング<GLW>の株価は前の日に比べて15%を超す上昇となった。メタ・プラットフォームズ<META>のデータセンター向けに、光ファイバーやケーブルなどを供給する最大60億ドル規模の複数年契約を締結したと発表。これがコーニング株の刺激材料となり、同社株の急騰が光ファイバー・ケーブルの製造を手掛ける日本の電線大手の一角に対し連想買いを誘う要因となったようだ。東証の業種別指数で、電線株が属する「非鉄金属」は逆行高となり、上昇率は一時5%となった。
■カプコン <9697> 3,904円 +349 円 (+9.8%) 本日終値 東証プライム 上昇率7位
カプコン<9697>が急反発。27日の取引終了後に発表した第3四半期累計(4~12月)連結決算が、売上高1153億1500万円(前年同期比29.8%増)、営業利益543億200万円(同75.1%増)、純利益388億8500万円(同68.6%増)と大幅な増収増益となったことが好感された。主力のデジタルコンテンツ事業で、シリーズ最新作の発表による期待感の高まりなどを背景に「バイオハザード RE:4」や「バイオハザード ヴィレッジ」などの過去作が伸長。また、「ストリートファイター6」が6月の「ニンテンドースイッチ2」への移植販売などにより収益に貢献し、同事業の販売本数は前年同期比13.5%増の3464万本となった。また、アミューズメント施設事業でクレーンゲーム専門店など新業態の出店効果があったほか、アミューズメント機器事業で新作及びリピート販売が好調に推移したことも寄与。その他事業で積極的なIPの認知度拡大に努めたことも奏功した。 なお、会社側では第3四半期は通期計画に対して順調に進捗しているとして、26年3月期通期業績予想は、売上高1900億円(前期比12.0%増)、営業利益730億円(同11.0%増)、純利益510億円(同5.3%増)の従来見通しを据え置いている。
■ムゲンエステート <3299> 2,061円 +114 円 (+5.9%) 本日終値
ムゲンエステート<3299>が後場急騰。きょう午後2時ごろ、25年12月期の連結業績について、売上高が前回予想の641億3500万円から682億6200万円(前の期比9.8%増)、営業利益が102億1600万円から110億4800万円(同14.8%増)、最終利益が61億7800万円から66億5200万円(同9.3%増)で着地したようだと発表した。増収増益幅が上振れしており、業績を評価した買いが流入した。前回予想は不動産市況の変動リスクなどを踏まえた慎重な見通しを採用したものの、主力事業の不動産買取再販事業で想定を上回る複数の大型物件の販売が進んだ。期末配当予想は2円増額の69円に引き上げた。年間配当予想は114円(前の期は104円)となる。
■鈴木 <6785> 2,512円 +134 円 (+5.6%) 本日終値
鈴木<6785>が大幅続伸し昨年来高値を更新。27日の取引終了後に、26年6月期の連結業績予想について、売上高を346億9300万円から374億5600万円(前期比12.4%増)へ、営業利益を44億4100万円から47億9600万円(同11.7%増)へ、純利益を27億8400万円から31億1500万円(同12.9%増)へ上方修正し、あわせて配当予想を中間・期末各44円の年88円から中間45円・期末50円の年95円(前期85円)へ引き上げたことが好感された。第1四半期業績で、主力の部品セグメントでスマートフォン関連部品や自動車電装部品の需要が増加し売上高が計画に対して上振れ着地したことが要因。また、電子部品の生産性向上や、海外子会社の外貨建て取引による為替差益の計上があったことも寄与する。
■秋田銀行 <8343> 4,820円 +195 円 (+4.2%) 本日終値
秋田銀行<8343>が後場に切り返した。28日午後2時、26年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算を発表。純利益は前年同期比88.5%増の62億1400万円となった。通期計画に対する進捗率は約96%に上ったほか、株主優待制度の導入も開示しており、好感された。資金運用収益が増加したほか、国債等債券売却損や与信関連費用が減少し、利益を押し上げた。総預金と貸出金はともに前期末比で増加している。株主優待制度は毎年3月31日時点で200株以上を1年以上継続保有する株主を対象に、保有株式数の区分に応じて3000~1万円相当の秋田県特産品を贈呈するという内容。初回に限り200株以上を保有する株主は保有期間にかかわらず対象となる。
■東京エレクトロン <8035> 43,800円 +1,670 円 (+4.0%) 本日終値
東京エレクトロン<8035>やレーザーテック<6920>が後場終盤に急騰した。日経平均株価も一時プラスに転じる場面があった。この日、オランダの半導体製造装置メーカーであるASMLホールディング<ASML>が2025年10~12月期(第4四半期)の決算を発表。売上高は97億1800万ユーロ(前年同期は92億6300万ユーロ)となり、市場予想を上回ったようだ。ASMLの決算内容が好感され、半導体関連株の支援材料となった。
■INPEX <1605> 3,355円 +97 円 (+3.0%) 本日終値
INPEX<1605>が続伸。27日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の3月限が前日比1.76ドル高の1バレル=62.39ドルと上昇した。米国を歴史的な寒波が襲い、暖房需要が増加するとの観測が強まっているほか、原油生産にも悪影響が出るとの見方が出ている。
株探ニュース