話題株ピックアップ【昼刊】:京セラ、TDK、AIメカ
■ティラド <7236> 9,820円 +1,020 円 (+11.6%) 11:30現在 東証プライム 上昇率トップ
ティラド<7236>が急騰。同社は2日の取引終了後、26年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を上方修正した。今期の売上高予想は従来の見通しから60億円増額して1600億円(前期比0.5%増)、最終利益予想は23億円増額して87億円(同2.0倍)に引き上げており、評価された。アジア子会社の業績動向を踏まえ売上高予想を増額したほか、米国ビジネスにおいて他拠点生産移管による改善が想定より進捗。関税負担分の取引先転嫁も進み、利益が上振れする。4~12月期の売上高は1180億8200万円(前年同期比3.7%増)、最終利益は同5.9倍の68億6900万円だった。
■京セラ <6971> 2,580円 +245 円 (+10.5%) 11:30現在 東証プライム 上昇率3位
京セラ<6971>はマドを開けて上放れし3連騰。2000年1月以来、26年1カ月ぶりの高値をつけた。2日の取引終了後、26年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算の発表にあわせて、通期業績予想を上方修正した。売上高予想を前回予想の1兆9500億円から2兆200億円(前期比0.3%増)、営業利益予想を700億円から1000億円(同3.7倍)、最終利益予想を950億円から1200億円(同5.0倍)に引き上げており、業況を好感した買いが入っている。半導体関連事業で需要が高水準に推移するなか、為替レートの円安進行もあり、4~12月期の業績は想定を上回った。建設・産業向け資材・工具の流通事業を手掛ける子会社だった米Kyocera Industrial Toolsの全株式を1月に売却した影響も利益を押し上げる。4~12月期は売上高が1兆5219億9600万円(前年同期比2.0%増)、営業利益が706億2100万円(同5.8倍)、最終利益が979億5100万円(同5.3倍)だった。情報通信関連市場向けセラミックパッケージ、データセンター向け有機パッケージなどの半導体関連部品の販売が増えた。前年同期に半導体部品有機材料事業における有形固定資産の減損損失約430億円を計上していた反動も相まって大幅増益となった。
■TDK <6762> 2,189円 +203.5 円 (+10.3%) 11:30現在 東証プライム 上昇率4位
TDK<6762>が急騰している。同社は2日の取引終了後、26年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績・配当予想を上方修正した。今期の売上高予想は従来の見通しから1000億円増額して2兆4700億円(前期比12.0%増)、最終利益予想は100億円増額して1900億円(同13.7%増)に引き上げた。期末配当予想は2円増額の18円に見直した。年間配当予想は34円(前期は株式分割後ベースで30円)となる。業況と増配修正を好感した買いが集まった。スマートフォンの新モデルの立ち上がりを背景に、二次電池やセンサーの販売が拡大した影響に加え、データセンター向けのHDDの需要が堅調に推移し、HDD用サスペンションの販売が好調となっており、円安効果とともに業績予想に反映した。4~12月期の売上高は1兆8585億6600万円(前年同期比11.3%増)、最終利益は1812億800万円(同12.6%増)だった。
■AIメカテック <6227> 8,970円 +640 円 (+7.7%) 11:30現在
AIメカテック<6227>がカイ気配スタートで5日ぶりに大きく切り返す動きをみせている。半導体パッケージ関連装置を主力商品として手掛けるが、生成AI市場の急拡大を背景としたAIサーバー向けで特需を取り込んでおり、業績は25年6月期の営業利益8倍化に続き26年6月期も営業2割増益を見込むなど飛躍的な成長局面にある。そうしたなか、2日取引終了後に著名投資家の片山晃氏が財務省に提出した大量保有報告書によると、同氏のAIメカ保有株比率が6.53%と新たに5%を超過したことが判明した。保有目的は「純投資」としている。株価は年明けから動きを一変、陽線の連続で急速に上値指向を強めていたが、直近は調整を入れていたことで買いやすさも生じていた。片山氏の大株主浮上が手掛かり材料となって投資資金を強く誘引する形となった。
■東エレデバ <2760> 3,625円 +240 円 (+7.1%) 11:30現在
東京エレクトロン デバイス<2760>が5日ぶりに急反騰している。2日の取引終了後、26年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算を発表した。売上高が1467億1600万円(前年同期比9.5%減)、営業利益が63億600万円(同28.8%減)、最終利益が50億3000万円(同9.8%減)だった。第3四半期(10~12月)は売上高が504億7200万円(前年同期比0.2%増)、営業利益が27億4500万円(同7.0%増)、最終利益が24億5000万円(同93.1%増)になったとしており、足もとの業況を評価した買いが入っている。4~12月期累計は半導体及び電子デバイス事業が大幅な減収減益になった。産業機器向けで主にプロセッサーとアナログICが減少した。一方、半導体需要は緩やかな回復傾向を見せており、半導体及び電子デバイス事業における10~12月期の受注高は前年同期比36.1%増の水準。また、同期間において半導体やソフトウェアなどの設計・開発を行う持ち分法適用関連会社だったカナダのファイダス・システムズ社の全株式を譲渡したことに伴い特別利益として投資有価証券売却益10億6600万円を計上した。
■高島屋 <8233> 2,136.5円 +134.5 円 (+6.7%) 11:30現在
高島屋<8233>が4連騰。昨年来高値を連日で更新している。2日の取引終了後、1月度の国内百貨店売上速報を開示。合計で前年同月比6.7%増となった。対中関係が悪化するなかで百貨店全般に訪日中国人客の購買金額の減少による影響が懸念されていたが、増収となったことを好感した買いが入ったようだ。1月7日に営業を終了した堺店を除く既存店ベースでは同7.4%増。免税売上高は同18.9%減となった。国内顧客に関しては気温の低下に伴いコートなど冬物衣料に動きがみられたほか、食料品が堅調に推移した。
■アンリツ <6754> 2,303.5円 +144.5 円 (+6.7%) 11:30現在
アンリツ<6754>が大幅続伸となっている。同社は2日、自社の自動車緊急通報システム「Hybrid eCall」評価ソリューションが欧州技術認証を取得したと発表。これが材料視されているようだ。Hybrid eCallは、4G(LTE)による高速通信と、従来の2Gや3Gなどの低速通信を組み合わせ、通信環境に応じて最適な通信方式を自動的に選択し、途切れない緊急通報を実現する技術。認証に準拠した評価ソリューションにより、自動車メーカーや部品メーカーは、Hybrid eCallシステムの導入をより効率的かつ確実に進めることが可能になるという。また、同社はきょう、世界初となる透過型NIR(近赤外線分光法)を用いて錠剤内部を非破壊で全数検査するNIR錠剤検査装置「Ariphas(アリファス)」の一般販売を開始したことを明らかにしている。
■ソフトクリエ <3371> 2,172円 +136 円 (+6.7%) 11:30現在
ソフトクリエイトホールディングス<3371>が切り返し急。2日の取引終了後、26年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比11.0%増の251億5100万円、経常利益は同18.3%増の48億9300万円となった。株価は1月中旬以降、調整色を示していたが、2ケタの増収増益で着地したことを受け見直し買いが入ったようだ。ECサイト構築売上高が伸びたほか、ECサイトの売り上げに向けた施策となるクラウドサービスの売上高も拡大した。ITソリューションのクラウドサービスやセキュリティー・インフラ構築に関連する売上高も伸長した。
■JR東海 <9022> 4,590円 +262 円 (+6.1%) 11:30現在
JR東海<9022>が大幅に4日続伸し、2019年11月以来、6年3カ月ぶりの高値圏で推移している。2日の取引終了後、26年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を上方修正しており、株価の支援材料となった。今期の売上高予想は従来の1兆9370億円から1兆9690億円(前期比7.5%増)、最終利益予想は4800億円から5020億円(同9.5%増)に見直した。4~12月期の売上高は1兆5141億5200万円(前年同期比10.7%増)、最終利益は4592億3200万円(同21.9%増)となった。大阪・関西万博が閉幕した後も、東海道新幹線は前期を上回る利用状況が続いているとし、4~12月期の運輸収入が前年同期比で12%増となった。通期の業績予想においても運輸収入の見通しを増額した。
■寿スピリッツ <2222> 1,906.5円 +101.5 円 (+5.6%) 11:30現在
寿スピリッツ<2222>が底堅く推移している。同社は2日の取引終了後、26年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比8.7%増の584億8500万円、経常利益は同3.7%増の141億1300万円となった。10~12月期では売上高と各利益は四半期ベースで過去最高となった。インバウンド関連として日中関係の悪化懸念が株価の重荷となっていたなか、決算内容を好感した買いが株価を下支えしたようだ。4~12月期では原材料高が利益の押し下げ要因となるなか、国内卸売部門において寿製菓グループが貢献。10~12月期のインバウンド売上高(国際線ターミナル売上高)は29億3000万円と、前年同期比で約6%増加した。
■アドバンテスト <6857> 25,660円 +1,355 円 (+5.6%) 11:30現在
アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>など半導体製造装置関連大手がカイ気配スタートで急速なリバウンドに転じている。前日に半導体セクターは軒並み売り込まれ全体相場の下げを助長したが、きょうは真逆の展開でリスクオンの様相を強めている。前日の米国株市場ではエヌビディア<NVDA>こそ安かったが、半導体メモリー大手のサンディスク<SNDK>やマイクロン・テクノロジー<MU>をはじめ半導体関連株が総じて上昇、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も反発した。これを受けて東京市場でもリスク許容度の高まった海外投資資金などによる買い戻しの動きを誘発した。特にアドテストは日経平均株価への影響度で群を抜いており、指数押し上げ効果を発揮している。
■THK <6481> 4,818円 +241 円 (+5.3%) 11:30現在
THK<6481>が急伸し、2000年9月以来、25年5カ月ぶりの高値圏に浮上した。同社は2日の取引終了後、自動車部品事業を展開する子会社を、投資ファンドのアドバンテッジパートナーズ(東京都港区)のファンドが出資する特別目的会社(SPC)に売却すると発表した。事業の選択と集中に向けた取り組みを評価する買いが入ったようだ。輸送機器事業に関し、期待される資本コストと投下資本利益率(ROIC)を精査するなか、事業の売却が相応しいと判断した。これにより輸送機器事業の選択と集中は完了する形となるという。対象会社の株式の譲渡価格や、債権の譲渡価額は非公表。株式譲渡日は6月1日を予定。25年12月期の業績に与える影響は現在精査中としている。
■千葉銀行 <8331> 2,155円 +102.5 円 (+5.0%) 11:30現在
千葉銀行<8331>が連日で上場来高値を更新した。同社は2日の取引終了後、26年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算発表をあわせ、通期の業績・配当予想を上方修正した。今期の純利益予想について、従来の見通しから50億円増額し900億円(前期比21.1%増)に見直した。期末配当予想は4円増額の28円に引き上げたほか、自社株消却も公表しており、ポジティブ視された。貸出金利息などの資金利益や株式等関係損益が想定を上回る見込みとなった。年間配当予想は52円(前期は40円)となる。また、自社株3000万株(発行済み株式総数の3.72%に相当)を27日に消却する予定。4~12月期の純利益は688億500万円(前年同期比26.1%増)だった。
■みずほFG <8411> 6,882円 +322 円 (+4.9%) 11:30現在
みずほフィナンシャルグループ<8411>が急反発している。同社は2日の取引終了後、26年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算を発表。純利益は前年同期比19.2%増の1兆198億9000万円となった。4~12月期として純利益は初の1兆円台となったほか、通期計画に対する進捗率は90%と高水準となった。加えて自社株取得枠の拡大も発表しており、業績と株主還元姿勢を評価した買いが集まっている。日銀による政策金利の引き上げを背景に資金利益が増加したほか、非金利ビジネスが好調に推移。市場部門も着実に伸長した。みずほFGはあわせて、自社株の取得株式数の上限を6500万株(昨年末時点の自己株式を除く発行済み株式数の2.6%)、取得総額の上限を3000億円に拡大した。従来は取得総数6000万株、取得総額2000億円を上限としていた。取得期限は2月28日から3月31日に変更。また取得した自社株を消却する予定日については3月23日から4月22日に見直した。
■エクサウィザーズ <4259> 773円 +35 円 (+4.7%) 11:30現在
エクサウィザーズ<4259>が3連騰で上値指向が鮮明。前日は商い急増のなか一時80円高の796円まで駆け上がった後に売り圧力が強まり、長い上ヒゲ形成となったが、きょうは仕切り直しの買いを引き寄せている。2日取引終了後、関西電力<9503>が策定した「関西電力送配電DX戦略2026」の取り組みで包括的な支援を行っていることを開示した。組織文化の醸成、デジタル人財の育成、AIエージェント環境構築の3領域で事業変革に伴走する計画で、これが株価を改めて刺激している。
■マイポックス <5381> 640円 +100 円 (+18.5%) ストップ高 11:30現在
マイポックス<5381>がストップ高。微細表面加工の液体研磨剤を手掛けており、AIデータセンターの建設ラッシュに伴い光ファイバー用研磨剤で中期的な需要獲得の思惑があるほか、ダイヤモンドウエハーの研磨加工でも実力が高い。日米関税交渉で合意した5500億ドル規模の対米投資に際し、その第1号案件として人工ダイヤの生産プロジェクトが浮上していることが伝わったが、市場では「研磨剤や研磨加工メーカーにビジネスチャンスが膨らむ公算が大きい」(中堅証券ストラテジスト)という声も聞かれる。同社はその条件に見合う銘柄として投資資金の物色対象となっているもようだ。
●ストップ高銘柄
QDレーザ <6613> 570円 +80 円 (+16.3%) ストップ高 11:30現在
など、2銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース