注目銘柄ダイジェスト(前場):富士製薬、大幅続伸、シャノンなど
<4554> 富士製薬 2203 +279
大幅続伸。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は27.9億円で前年同期比2.2倍と急拡大し、上半期予想は従来の27.9億円から41億円、前年同期比77.9%増に、通期では55.2億円から61.2億円、前期比22.6%増にそれぞれ上方修正している。主力製品の予想を上回る販売等によって収益性が向上しているもよう。第1四半期決算時点での上方修正にポジティブなインパクトが先行。なお、投資有価証券評価損の計上で純利益予想は下方修正。
<2802> 味の素 3977 +362
大幅続伸。前日に第3四半期の決算を発表、10-12月期事業利益は592億円で前年同期比15%増益となっている。7-9月期は減益となり、その後の株価下落につながっていたため、2ケタ増益への回帰をポジティブに捉える動きが先行。市場予想も上回ったものとみられる。ABFや調味料食品の販売好調などが好業績の要因となるようだ。通期予想は1800億円から1810億円に、小幅ではあるが上方修正を行っている。
<7211> 三菱自 435.8 +37.6
大幅続伸。前日に第3四半期の決算を発表、10-12月期営業利益は144億円で前年同期比3.8%増、市場予想は10億円近く下振れたものの、上半期の同81.0%減からは増益に転じる形に。会社計画も上振れ推移となったようだ。通期予想700億円、前期比49.6%減は据え置きだが計画達成の可能性が高まったことは安心感につながっているようだ。ベトナムで新型「デスティネーター」が受注計画を大きく超過など、新型モデルの貢献も今後の期待に。
<1803> 清水建 3354 +184
大幅続伸。前日の取引時間中に第3四半期の決算を発表、その後に買い優勢となったが、本日も一段高の展開になっている。10-12月期営業利益は356億円で前年同期比97.6%増となり、200億円程度のコンセンサスを上振れ。通期予想は従来の780億円から1100億円、前期比54.9%増にまで上方修正している。コンセンサスは890億円程度であった。粗利益率の上昇が大きく寄与。年間配当金も従来計画44円から65円にまで引き上げ。
<7752> リコー 1507 +76.5
大幅反発。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は346億円で前年同期比24.6%増となり、市場予想を100億円強上回る水準となっている。通期予想も従来の800億円から900億円、前期比41.0%増に上方修正。コンセンサスは840億円程度であったとみられる。為替の円安効果が業績上振れの主因とはなっているが、着実な業績モメンタムの改善を評価する動きが先行しているようだ。
<9238> バリューC 1243 +13
続伸。解体DXプラットフォーム「解体の窓口」を活用した、埼玉県行田市に寄せられた空き家相談対応を開始することを発表し、好材料視されている。この取り組みは、埼玉りそな銀行が提供する「空き家まるごと解決システム」を通じて自治体に集約される空き家相談を、同社のプラットフォーム運営機能を通じて、実際の課題解決へと移行させるものである。同社は、同プラットフォームに参画しており、全国2500社の解体工事会社等の専門事業者を束ね、空き家の除却(解体)を中心とした具体的な対応を推進する。
<4477> BASE 322 +2
もみ合い。5日の取引終了後に、25年12月期通期業績予想の上方修正及び配当予想の修正(増配)を発表し、好材料視されている。経常利益を12.04億円から16.44億円(37.9%増)へ上方修正した。売上総利益が計画を上回る見通しとなったことに加え、プロモーション費用等の抑制により、販売費及び一般管理費が計画を下回る見通しとなった。併せて、通期業績が前回公表の予想を上回る見込みとなったことを踏まえ、期末配当を従来計画の1株当たり4円から5円に増額修正した。
<3976> シャノン 429 +70
急騰、一時ストップ高。25年12月期通期業績予想の上方修正を発表し、好感されている。売上高を31.50億円から32.08億円(1.8%増)へ、経常損益を0.10億円の赤字から一転0.68億円の黒字へ上方修正した。期末にかけて受注案件の納品が円滑に進捗したこと、徹底したコスト管理と運用(生産)効率の向上が寄与し前回予想時には保守的に見ていた原価率が1%超改善する見込みであること、また、期末に向けて想定以上の受注もあり期末仕掛品残高が想定よりも多くなったことが主要因としている。
《YY》