話題株ピックアップ【夕刊】(2):ロイヤルHD、イビデン、ペプドリ
■ロイヤルHD <8179> 1,477円 +47 円 (+3.3%) 本日終値
ロイヤルホールディングス<8179>が続急伸。2018年9月以来、7年5カ月ぶりの高値圏で推移している。同社は16日の取引終了後、25年12月期の連結決算とともに26年12月期の業績予想を開示。今期の売上高は前期比5.6%増の1748億円、営業利益は同16.4%増の89億5000万円を見込む。売上高と営業利益、経常利益は前期に続き過去最高を更新する見通しで、評価されたようだ。外食事業では国内において高付加価値戦略を推進し原材料高に対応する。ベトナムでの直営店舗展開を通じて海外の収益改善を計画する。ホテル事業も増収増益を予想する。25年12月期の売上高は1654億9500万円(前の期比8.8%増)、営業利益は76億8500万円(同4.3%増)だった。同社は前期の配当に関しては株式分割後ベースで1円50銭増額したうえで、今期の年間配当予想は前期と横ばいの17円50銭とした。
■イビデン <4062> 8,945円 +165 円 (+1.9%) 本日終値
イビデン<4062>は全体相場が大きく下値を探る中も根強い買いが続き6連騰と気を吐いている。MSCIへの新規採用なども背景に2月第2週以降に急速人気化、貸株市場経由の空売り筋の買い戻しなどを絡め踏み上げ相場の様相を呈し、直近までで約2000円幅の上昇をみせている。生成AI市場の拡大を背景に米エヌビディア<NVDA>向けで最先端半導体用パッケージの需要獲得が進み、業績は急成長局面に突入している。26年3月期営業利益は前期比28%増の610億円を見込むが、27年3月期も2ケタの利益成長が濃厚視され、23年3月期以来4期ぶりのピーク利益更新も視野に入っている。
■ハイレックス <7279> 3,640円 +50 円 (+1.4%) 本日終値
ハイレックスコーポレーション<7279>が高い。同社は17日、投資有価証券の売却益発生に関する発表を行い、材料視された。上場有価証券1銘柄を売却した。売却益は59億2200万円で売却益発生日は16日。26年10月期の業績予想に及ぼす影響については、直近の業績動向を含めて現在精査中とし、今後修正の必要が生じた際には速やかに公表するとしている。
■ペプチドリーム <4587> 1,402.5円 -166 円 (-10.6%) 本日終値 東証プライム 下落率トップ
ペプチドリーム<4587>は大幅反落。16日取引終了後に発表した25年12月期連結決算は、売上高が185億2100万円(前の期比60.3%減)、営業損益が50億1300万円の赤字(前の期211億1300万円の黒字)だった。放射性医薬品事業が堅調だったものの、創薬開発事業が減少し全体を押し下げた。続く26年12月期の売上高は320億円(前期比72.8%増)と急回復を予想。営業損益は46億円の黒字に転換する見通しを示した。既存の共同研究開発に伴うパートナーからの研究開発支援金や前臨床試験・臨床開発マイルストーンフィーなどを見込む。配当予想は無配継続とした。決算発表を受け、きょうの同社株には目先利益確定売りが先行する流れとなっている。
■松屋フーズ <9887> 6,180円 -560 円 (-8.3%) 本日終値 東証プライム 下落率5位
松屋フーズホールディングス<9887>が大幅続落。株価は前日に比べ5%超の下落となった。16日取引終了後に公募増資の実施を発表しており、1株当たり利益の希薄化が警戒された。140万株の公募増資と需要状況に応じて上限21万株のオーバーアロットメントによる売り出しを行う。調達金額は手取り概算約101億円で、子会社である松屋フーズの新規店舗開設にかかる設備投資資金に充てる。発行済み株式数は最大で約8%増える見込み。発行価格は、24日から27日までのいずれかの日に決定する。
■東洋炭素 <5310> 5,360円 -480 円 (-8.2%) 本日終値 東証プライム 下落率6位
東洋炭素<5310>は大幅反落。16日取引終了後、25年12月期連結決算を発表した。売上高は461億8900万円(前の期比13.0%減)、営業利益は67億5900万円(同44.8%減)だった。生成AI向け最先端品など一部用途の需要は旺盛ながら、半導体市場全般では調整が継続。モビリティ分野や一般産業分野の需要も緩やかなものに留まり、こうした影響を受けた。同時に発表した26年12月期の売上高は490億円(前期比6.1%増)、営業利益は62億円(同8.3%減)と予想。売上高は持ち直す一方、利益面では為替の影響や減価償却費など固定費の増加が重しとなる見込み。配当予想は145円(前期同額)とした。前期に続き営業減益となる見通しを示しており、これを嫌気した売りが出たようだ。あわせて配当方針を変更し、「配当性向30%以上」としていた目標を「40%以上」に見直した。更に、30年12月期を最終年度とする中期経営計画を発表。最終年度に売上高740億円、営業利益180億円を目指す。
■クスリアオキ <3549> 4,102円 -333 円 (-7.5%) 本日終値 東証プライム 下落率7位
クスリのアオキホールディングス<3549>は後場に急落。日本経済新聞電子版がこの日、「クスリのアオキホールディングスが17日、石川県白山市の本社で開いた臨時株主総会で、会社側が提案した買収防衛策の導入議案が可決された」と報じた。今回の臨時株主総会に先立ち、香港の投資ファンドであるオアシス・マネジメント・カンパニーは買収防衛策に対して株主は反対すべきだと主張していた。臨時株主総会の結果を受けて、ファンド側の株式売却による需給面での悪影響を懸念した売りがかさんだもようだ。
■安田倉庫 <9324> 2,478円 -137 円 (-5.2%) 本日終値
安田倉庫<9324>は軟調推移。同社は16日の取引終了後、既存株主を売り出し人とする288万7600株の売り出しと43万3100株を上限とするオーバーアロットメントによる売り出しを行うと発表した。政策保有株式の縮減に対する取り組みの一環として行う。株式需給の一時的な悪化を警戒した売りが優勢となった。売出価格は2月24日~26日のいずれかの日に決定する。同時に、上限を55万株(自己株式を除く発行済み株数の1.90%)、または10億円とする自社株買いを実施すると発表した。取得期間は売り出しの受渡期日の翌営業日から来年2月26日までで、株式の売り出しに伴う株式需給への影響を緩和するとともに、株主還元水準の向上及び資本効率の改善を図り、また経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行することが目的という。同社株はPBR(株価純資産倍率)が1倍を下回っており、安寄り後は押し目買いが入りプラスに転じる場面もあった。
■イオンファンタジー <4343> 2,711円 -20 円 (-0.7%) 本日終値
イオンファンタジー<4343>が軟調に推移。16日の取引終了後、1月度の売上概況を発表した。海外子会社の既存店売上高が前年同月比5.2%減と14カ月連続で前年実績を下回っており、嫌気した売りが優勢になった。国内事業の既存店売上高は前年同月比7.7%増と4カ月連続で前年実績を上回った。遊戯機械売り上げが同5.5%増、商品売り上げが同20.8%増となった。メダル部門で1~12日に新規・ライトユーザーへ向けてメダル貸出促進施策や来店促進施策に取り組んだほか、ヘビーユーザー向けには高価格帯向け企画(メダル福袋)を実施し、メダル利用の底上げを図ったことが奏功。また、プライズ(アミューズメント専用景品)部門では、限定景品(「ズートピア2」「アイプリ」など)と、平成レトロブームでトレンドとなっている「ぷっくりシール」をはじめとするシール関連商材が売り上げの伸長に寄与した。なお、シール関連商材は2月度も継続して投入する予定となっている。
■免疫生物研究所 <4570> 2,025円 +400 円 (+24.6%) ストップ高 本日終値
免疫生物研究所<4570>がストップ高。製薬企業や大学、大病院向けなどに研究用試薬や診断薬を供給しており、抗体医薬分野での実績が高い。また、遺伝子組み換えカイコの研究開発では業界の先駆者的存在で、医療機器用など多方面の需要に対応している。そうしたなか、16日取引終了後、韓国で「抗HIV抗体及びその製造方法」に関する特許を取得したことを発表、これが足もとの株価を強く刺激している。株式需給面では貸し株市場を通じた空売りの買い戻しなどが観測され、株価に浮揚力を与えている。
株探ニュース