話題株ピックアップ【夕刊】(1):スマレジ、ハーモニック、サイバダイン
■スマレジ <4431> 2,588円 +344 円 (+15.3%) 本日終値
スマレジ<4431>が続急伸。きょう付の日本経済新聞朝刊で、「高市早苗首相は第2次内閣の閣僚へ出した指示書に、消費税率の変更に対応しやすいレジシステムの普及や対外発信の強化といった項目を盛り込んだ」と報じられており、特に赤沢亮正経済産業相宛ての指示書に「『消費税率の変更に柔軟なスマレジシステムの普及に早急に着手する』と書き込んだ」とあることから、クラウド型POSレジアプリ「スマレジ」を手掛ける同社に思惑的な買いが入ったようだ。
■ハーモニック <6324> 4,375円 +560 円 (+14.7%) 本日終値
ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>が続騰。20日付の日刊工業新聞が、「ハーモニック・ドライブ・システムズは米国で減速機やアクチュエーターを増産する」と報じ、材料視された。記事によると、6~7月をメドにマサチューセッツ州の米国工場の生産能力を現在比5割増の1万5000台に引き上げる。フィジカルAI搭載ロボットや手術用ロボット、半導体製造装置向けの需要増に対応するという。
■CYBERDYNE <7779> 393円 +46 円 (+13.3%) 本日終値
CYBERDYNE<7779>は大幅高で上値指向を継続。同社は装着型のロボットスーツ「HAL」の開発を手掛ける。マーケットで昨年終盤に「フィジカルAI」への関心が急速に高まるなか、関連銘柄の一角として同社株にも投資資金が流入し、足もと強力な上昇トレンドを形成している。今月12日に発表した第3四半期累計(25年4~12月)連結決算では、最終損益が1億9000万円の黒字(前年同期3億8400万円の赤字)に転換して着地した。前期にドイツ子会社を売却した影響があったものの、投資有価証券評価益が寄与する形で黒字を確保した。
■日本電子材料 <6855> 8,330円 +670 円 (+8.8%) 本日終値
日本電子材料<6855>が続急騰、全体地合い悪をものともせず10%を超える上昇で一時8400円台まで上値を伸ばし、今月12日につけた上場来高値8720円を再び視界に捉える可能性が意識されている。半導体検査用プローブカードの専業メーカー大手で抜群の競争力で世界でも屈指。AIデータセンターの建設ラッシュで、AIサーバー向けGPU(画像処理半導体)が爆発的な伸びを示したが、これとセットで搭載されるHBM(高帯域幅メモリー)の需要も急増している。「HBM向けプローブカードは(他の商品と比べて)数量・単価ともに高水準」(ネット証券アナリスト)であり、このHBM向けが好調を極め、同社の業績押し上げに貢献している。今月上旬に26年3月期業績の増額を発表し、営業利益は従来予想の48億円予想から65億円(前期比41.8%増)に大幅に上乗せされた。4期ぶりのピーク利益更新となるが、AIデータセンター関連の案件が本格寄与するのはこれからで、中期的に一段の業績飛躍が期待できるという見方もあるようだ。株価はその後複数回のストップ高を交え、短期間で時価総額を8割も増加させたが、その過程でゴールドマン・サックス経由の執拗な空売りが観測されており、結果的にその踏み上げによって上げ足が再加速する格好となった。
■メイコー <6787> 21,510円 +1,670 円 (+8.4%) 本日終値 東証プライム 上昇率3位
メイコー<6787>が大幅に3日続伸し、上場来高値を更新した。モルガン・スタンレーMUFG証券が19日、メイコーの目標株価を1万2700円から2万3200円に引き上げた。投資判断は「オーバーウェート」を維持している。ベトナム拠点の活用により、LEO(低軌道衛星通信)受信用アンテナ基板やメモリーモジュール基板などを軸とした業績拡大を想定。中期的にはAI GPUサーバー向けの受注獲得も見込まれるとする。同証券はメイコーの27年3月期営業利益予想を308億円(従来は273億円)に見直した。
■エイジス <4659> 4,435円 +325 円 (+7.9%) 本日終値
エイジス<4659>が急伸。流通小売業向けに棚卸代行などをはじめとするリテイルサポート事業を主力展開するが、エイジスの創業家に関するオーナー企業である斉藤ホールディングスが、TOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化を目指している。実質的にはMBO(マネジメントバイアウト)の色彩が強い。TOB価格は4450円で前日終値を8%強上回る水準(買い付け期間はきょうから4月6日まで)となる。
■サクサ <6675> 7,730円 +540 円 (+7.5%) 本日終値
サクサ<6675>が急反騰し、8000円台に乗せた。2006年以来およそ20年ぶりの高値水準となる。19日の取引終了後、英投資ファンドのアセット・バリュー・インベスターズ(AVI)が新たにサクサの株式について5%を超えて保有していることが明らかとなり、思惑視した買いが集まった。関東財務局に提出した大量保有報告書によると、保有割合は5.03%。報告義務発生日は2月12日。保有目的は「純投資及び重要提案行為等を行うこと」としている。
■大崎電気工業 <6644> 1,692円 +107 円 (+6.8%) 本日終値 東証プライム 上昇率4位
大崎電気工業<6644>が3連騰し昨年来高値を更新した。19日の取引終了後、26年3月期の連結業績予想について、最終利益を36億円から52億円(前期比48.4%増)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を18円から28円へ引き上げ年間配当予想を45円(前期22円)としたことが好感された。第3四半期に、海外計測制御事業における中東・アフリカ地域からの撤退に伴う事業撤退損20億4000万円を特別損失として計上する一方、第4四半期に不動産の売却による固定資産売却益約60億円を特別利益として計上することが要因。なお、売上高980億円(同0.9%増)、営業利益58億円(同1.7%増)は従来見通しを据え置いている。同時に、上限を150万株(自己株式を除く発行済み株数の3.36%)、または25億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視された。取得期間は2月20日から9月30日までで、資本効率の向上による更なる株主還元の強化を図ることが目的としている。
■バイセル <7685> 6,200円 +280 円 (+4.7%) 本日終値
BuySell Technologies<7685>は連日で上場来高値を更新。同社は出張訪問買い取りサービス「バイセル」「買取福ちゃん」を展開する。今月13日に26年12月期連結業績予想を発表。売上高は1300億円(前期比29.2%増)、営業利益は125億円(同38.2%増)と、前期に続き過去最高更新の見通しを示した。リユース需要を取り込み、引き続き高成長トレンドを走る。配当予想も実質増額を計画。3月末を基準日とする1対2の株式分割考慮ベースで年17円50銭(前期は分割考慮で12円50銭)を見込んだ。同社株に対しては好調な業績見通しを評価する見方が続いている。
■SEMITEC <6626> 2,679円 +69 円 (+2.6%) 本日終値
SEMITEC<6626>が高い。午後1時ごろ、「薄膜サーミスタ」の需要拡大に対応するため、千葉工場敷地内に新棟を建設するとともに、山口県宇部市に新たに国内第2生産拠点を建設すると発表しており、これを好材料視した買いが入った。同社の薄膜サーミスタは、医療分野における安定した需要に加えて、その他の用途でも採用が広がりつつあり、想定を上回る需要増加が見込まれることから生産能力を強化する。両拠点あわせて約55億円を投じる予定で、千葉工場は27年12月、山口工場は27年7月の完成を計画。なお、同件が26年3月期業績に与える影響はないとしている。
株探ニュース