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株価指数先物 【週間展望】―トランプ発言やエヌビディア決算がトリガーとなるか

市況
2026年2月23日 17時00分

今週の日経225先物は、外部環境の影響を受けやすい相場展開になりそうだ。前週末は720円安の5万6840円で終えたが、20日の米国市場で主要な株価指数が上昇するなか、ナイトセッションでは日中比290円高の5万7130円と5万7000円台を回復している。

米最高裁は20日、トランプ米大統領の相互関税など一連の関税を「違憲」と判断。20日の米国市場では関税政策が見直されることになれば、景気や企業業績にプラスになるとの期待が高まり、NYダウは一時300ドルあまり上昇する場面もみられた。しかし、トランプ大統領は21日、世界各国に発動を予定している新関税を10%から15%へ引き上げると表明しており、不確実性の高まりが警戒されやすい。

また、トランプ大統領はイランへの限定的な軍事攻撃の検討を表明。一方、イランは米国の攻撃回避へ新たな譲歩を提案しているほか、核問題をめぐる両国の協議が26日にも開催されると伝わっている。イラン情勢をめぐる地政学リスクが積極的な売買を手控えさせる要因になろう。一連の動向に関してトランプ大統領が自身のSNSでツイートする可能性もあり、その発言がトリガーとなって仕掛け的な売買が入りやすいとみておきたい。

今週は25日にエヌビディア<NVDA>とセールスフォース<CRM>の決算が予定されている。エヌビディアは前週、メタ・プラットフォームズ<META>との提携を拡大し、数百万個規模の先端AI(人工知能)半導体を供給する長期契約を結んだこともあり、決算が失望されることはなさそうだ。一方、AI進化の脅威論が再燃する可能性があるため、セールスフォースはその決算反応が注目されそうである。

米国ではソフトウエア関連債権が急落しており、レバレッジドローンの市場でデフォルト懸念が広がっている。オルタナティブ資産運用会社のブルー・アウル・キャピタル<OWL>は先週、2023年以来の水準に下落しており、金融不安の高まりがメガバンクなどへ広がるリスクも警戒しておきたい。

前週の日経225先物は膠着感の強い展開となったが、上向きで推移するボリンジャーバンドの+1σ(5万6700円)と+2σ(5万8460円)のレンジ内での推移を継続し、週足の+2σ(5万7400円)水準での攻防となっていた。ただ、祝日取引で一時5万6470円辺りまで下げる場面もみられており、+1σ水準を割り込での推移が目立っている。グローベックスのNYダウ、ナスダック100先物は弱含みで推移しているため、週明けの米国市場の動向次第では+1σを明確に下抜けてくる可能性がある。

週足の+1σは5万5600円、+2σが5万8120円に切り上がってきており、オプション権利行使価格の5万5625円から5万8125円と広めのレンジを想定。まずは日足の+1σ水準での攻防を意識した押し目狙いのロング対応とし、5万6500円を明確に割り込んでくる局面では、5万6000円辺りを射程とした短期的なショートが強まりそうだ。一方で、5万6500円処で底堅さがみられるようであれば、+2σを意識したロング優位の展開を想定しておきたい。

外部要因の影響を見極めたいところであり、積極的にポジションを傾ける動きは限られるとみられ、スキャルピング中心のトレードになりやすい。トランプ大統領のSNSでのツイートなどがトリガーとなって一方向に大きく振れる場面では、その後のカバー狙いのトレードも一考であろう。

20日の米VIX指数は19.09(19日は20.23)に低下した。週間(13日は20.60)でも低下している。AIの進化が幅広い産業の事業機会を奪うとの懸念が重荷になるなか、17日には一時22.96まで上昇し、+2σ(21.57)突破から+3σ(23.41)が射程に入った。その後は20.00を挟んで攻防が続く形だったが、25日移動平均線(18.31)が上向きで推移しているため、これが支持線として機能するようだと、市場心理を神経質にさせそうである。

先週末のNT倍率は先物中心限月で14.94倍(19日は14.93倍)に上昇した。週間(13日は14.90倍)でも上昇している。75日線(14.92倍)が支持線として機能するなかで、15.00倍台での攻防が続いた。19日には15.06倍まで上昇する場面もみられたが、15.00倍台を明確に上抜く動きとはならなかった。今週はエヌビディアやセールスフォースの決算などを受けた米国市場の動向に影響される形で、トレンドが出てくる可能性がありそうだ。

2月第1週(2月9日-13日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では2週連続の買い越しであり、買い越し額は1兆7850億円(2月第1週は9440億円の買い越し)だった。衆院選で自民党が大勝したことを受けて日経平均株価が急伸するなかで買い越し額は膨らんだ。なお、現物は1兆2323億円の買い越し(同2745億円の買い越し)と6週連続の買い越し。先物は5526億円の買い越し(同6695億円の買い越し)と2週連続の買い越しだった。個人は現物と先物の合算で1兆1511億円の売り越しと2週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で5804億円の売り越しとなり、6週連続の売り越しだった。

主要スケジュールでは、2月23日に米国12月製造業新規受注、24日に米国2月コンファレンスボード消費者信頼感指数、トランプ米大統領が一般教書演説、25日に権利付き最終日、エヌビディア決算、26日に12月景気動向指数改定値、27日に1月鉱工業生産、米国1月生産者物価指数、米国2月シカゴ購買部協会景気指数などが予定されている。

――プレイバック・マーケット――

●SQ値

03月限 日経225 36483.79  TOPIX  2684.98

04月限 日経225 32737.29  TOPIX  2418.70

05月限 日経225 37572.13  TOPIX  2733.00

06月限 日経225 38172.67  TOPIX  2776.06

07月限 日経225 40004.61  TOPIX  2830.46

08月限 日経225 41368.58  TOPIX  3004.82

09月限 日経225 45016.28  TOPIX  3175.61

10月限 日経225 48779.14  TOPIX  3241.66

11月限 日経225 50323.66  TOPIX  3339.97

12月限 日経225 50536.54  TOPIX  3393.48

01月限 日経225 51525.23  TOPIX  3491.09

02月限 日経225 57045.65  TOPIX  3854.29

日経225先物(日足)

始値   高値   安値   清算値  前日比

26/03 02月20日  57550  57560  56690  56840  -720

26/03 02月19日  57310  57740  57070  57560  +300

26/03 02月18日  56680  57410  56470  57260  +650

26/03 02月17日  56980  57090  56140  56610  -290

26/03 02月16日  57150  57700  56790  56900  -90

TOPIX先物(日足)

始値   高値   安値   清算値  前日比

26/03 02月20日  3855.0  3855.0  3796.0  3804.5  -50.0

26/03 02月19日  3819.0  3860.5  3807.0  3854.5  +38.5

26/03 02月18日  3773.5  3819.5  3772.5  3816.0  +44.0

26/03 02月17日  3800.0  3808.5  3748.5  3772.0  -24.0

26/03 02月16日  3830.0  3868.5  3786.0  3796.0  -28.0

シカゴ日経平均 円建て

清算値  前日大阪比

02月20日(03月限) 57145 +305

02月19日(03月限) 57030 -530

02月18日(03月限) 57555 +295

02月17日(03月限) 57085 +475

02月16日(03月限) 休場

※前日比は大阪取引所終値比

□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)

  売り   前週末比   買い      前週末比

02月13日    2163億円  -677億円  3兆3397億円  +4241億円

02月06日    2840億円  +703億円  2兆9155億円  +5530億円

01月30日    2136億円  -886億円  2兆3624億円  -4848億円

01月23日    3023億円  -16億円  2兆8473億円  -207億円

01月16日    3039億円  +966億円  2兆8680億円  +2444億円

01月09日    2073億円  +653億円  2兆6235億円  -821億円

12月30日    1420億円  +104億円  2兆7056億円  +504億円

12月26日    1315億円  -22億円  2兆6552億円  +1441億円

□裁定取引に係る現物ポジション(株数)

売り      前日比  買い       前日比

02月18日    5148万株   +469万株  11億3914万株   +655万株

02月17日    4678万株   -350万株  11億3258万株   -300万株

02月16日    5029万株   +217万株  11億3559万株   +865万株

02月13日    4812万株   -1352万株  11億2694万株   +4547万株

02月12日    6164万株   +607万株  10億8146万株   -1893万株

02月10日    5556万株   -117万株  11億0040万株   +2061万株

02月09日    5674万株   -819万株  10億7979万株   +2749万株

02月06日    6493万株   +312万株  10億5230万株   +1368万株

02月05日    6181万株    -98万株  10億3862万株   +1479万株

02月04日    6279万株   -213万株  10億2383万株   +4049万株

02月03日    6493万株   +1217万株  9億8334万株   +8076万株

02月02日    5276万株   +214万株  9億0258万株   +1379万株

01月30日    5062万株   +626万株  8億8878万株   +4655万株

01月29日    4435万株   -628万株  8億4222万株   -1億0317万株

01月28日    5064万株    +84万株  9億4540万株   -7619万株

01月27日    4979万株   +345万株  10億2160万株   -1164万株

01月26日    4633万株   -2305万株  10億3324万株   -1016万株

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