ルーシッド、決算受け下落 赤字が予想以上 26年の生産拡大ペース鈍化を計画=米国株個別
(NY時間09:45)(日本時間23:45)
ルーシッド<LCID> 10.13(+0.21 +2.15%)
電気自動車(EV)のルーシッド<LCID>が下落。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、売上高は予想を上回ったものの、1株損益、EBITDAの赤字が予想以上だった。同社は、26年の生産拡大ペースを鈍化させる計画も示した。昨年は生産倍増を達成したものの、生産面の課題や米国でのEV需要の減速に直面している。
ウィンターホフ暫定CEOは「昨年生産をほぼ倍増させた後であることから、生産見通しについては慎重姿勢を取っている」と説明。競合のテスラ<TSLA>のモデルSおよびモデルXの生産終了といった販売押し上げ要因は、今回の見通しに織り込んでいないと述べた。
今回の慎重な見通しは、磁石やアルミニウム、半導体不足などサプライチェーン問題に直面した困難な1年を経た後のもの。25年の年間生産台数についても、500台超の下方修正を発表していた。対象車両はサウジ工場に最終組立のため出荷されていたが、最終検証プロセス前の内部手続きを完了していなかったにもかかわらず、前年実績に含めていたという。
この修正により、昨年のEV生産台数は約1万7840台となり、従来の年間目標(1万8000-2万台)を僅かに下回った。修正後の生産台数は既報の財務結果には影響せず、当該車両は26年に完成する見込み。
(10-12月・第4四半期)
・1株損益(調整後):3.08ドルの赤字(予想:2.68ドルの赤字)
・売上高:5.23億ドル(予想:4.59億ドル)
・EBITDA(調整後):8.75億ドルの赤字(予想:6.70億ドルの赤字)
・納車台数:5345台
・生産台数:7874台
(通期見通し)
・生産台数:2万5000~2万7000台
【企業概要】
EV・EVパワートレイン・バッテリーシステムを設計・製造し、車両用の独自ソフトウェアを設計・開発する。米国・カナダ・欧州・中東の消費者に、小売販売ネットワークとオンラインを通じて車両を直接販売する。主要都市圏のサービスセンターと移動式サービス車両からなるサービスネットワークを所有・運営する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース