株価指数先物【寄り前】 スキャルピング中心で-1σ水準での攻防
大阪3月限ナイトセッション
日経225先物 54650 -550 (-0.99%)
TOPIX先物 3681.0 -26.0 (-0.70%)
シカゴ日経平均先物 54775 -425
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)
11日の米国市場は、NYダウ、 S&P500が下落した一方で、ナスダックは上昇。米国・イスラエルとイランの軍事衝突を巡る不透明感が広がるなか、原油先物相場が上昇したことで、リスク回避姿勢が強まった。2月の米消費者物価指数(CPI)は市場予想と一致したが、エネルギー価格の上昇が物価を押し上げるとの懸念により、早期の利下げ観測が後退したことも相場の重荷になった。
NYダウ構成銘柄ではシェブロン<CVX>、ユナイテッドヘルス・グループ<UNH>、アメリカン・エキスプレス<AXP>、エヌビディア<NVDA>、アムジェン<AMGN>が買われた。半面、シャーウィン・ウィリアムズ<SHW>、ホーム・デポ<HD>、ビザ<V>、プロクター・アンド・ギャンブル<PG>、ボーイング<BA>が軟調。
シカゴ日経平均先物(3月限)の清算値は、大阪比425円安の5万4775円だった。日経225先物(3月限)のナイトセッションは日中比330円安の5万4870円で始まった。5万4290円まで下落幅を広げた後は、米国市場の取引開始後に5万5170円まで下げ幅を縮める場面もみられた。ただし、直後に5万4300円台に軟化すると、終盤にかけては5万4350円~5万4800円辺りで保ち合い、日中比550円安の5万4650円で取引を終えた。
日経225先物はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り先行で始まりそうだ。ナイトセッションでは一時5万5170円をつける場面もみられたが、概ね5万4300円~5万4900円辺りでの推移となっている。ボリンジャーバンドの-1σ(5万4580円)を挟んでの値動きであり、日中でも同バンドでの攻防が意識されやすいだろう。
週足では13週移動平均線(5万3970円)を上回っているため、-1σ水準で上値を抑えられる局面では、5万4000円辺りをボトムとした押し目狙いのロングが入りやすいと考えられる。一方で、-1σが支持線として底堅さがみられると、25日線(5万6250円)とのレンジになりそうだ。
ただ、中東情勢の緊迫が続くなかでは関連する報道に振らされやすく、3月限の先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を明日に控え、スキャルピング中心のトレードになるとみられる。そのため、オプション権利行使価格の5万4000円から5万5500円のレンジを想定する。
11日の米VIX指数は24.23(10日は24.93)に低下した。26.23まで切り上げる場面もみられたが、その後は下げに転じている。ただし、上向きで推移する+1σ(23.86)が支持線として意識されており、市場心理をやや神経質にさせそうだ。
昨日のNT倍率は先物中心限月で14.89倍に上昇した。14.80倍と低下して始まったが、その後は日経平均型優位となるなかで14.90倍まで切り上がり、75日線(14.85倍)を上回ってきた。米国では小幅ながらナスダック指数は3日続伸と底堅い値動きをみせており、指数インパクトの大きい値がさハイテク株への支援材料になるようだと、25日線(14.92倍)を捉えてくる可能性はあるだろう。
株探ニュース