1月の米貿易赤字、545億ドルと予想以上に縮小 輸出が増加
*米貿易収支(1月)21:30
結果 -545億ドル
予想 -660億ドル 前回 -729億ドル(-703億ドルから修正)
この日発表の1月の米貿易赤字は545億ドルと予想よりも縮小した。輸出が増加したことが背景で、関税政策の変動に振り回された輸入業者にとって波乱の年となった昨年からの流れを受けた動きとなった。
輸出は前月比5.5%増加。非貨幣用金やその他の貴金属、コンピューター、航空機の出荷増加が押し上げた。一方、輸入は0.7%減少し、医薬品の減少が主な要因となった。
昨年の貿易は、トランプ大統領による相次ぐ関税発表を受けて米輸入業者が対応を迫られたことで、月ごとの変動が大きくなった。政権は輸入関税の引き上げを通じて、外国製品への依存を減らし国内投資を促し、長年続いた製造業の衰退を逆転させる政策を進めている。
1月の関税率は変更されていなかったが、その後の2月20日に米最高裁がトランプ政権の多くの関税措置を無効と判断。これを受けてトランプ大統領は別の法的権限を用いて関税を再導入した。
エコノミストは、今年の焦点は小売業者が輸入拡大によって在庫を積み増すのか、それとも国内生産へシフトするのかだと指摘。また、2月28日に米国とイスラエルが開始したイランへの攻撃も、中東との輸送や貿易に影響を及ぼす可能性がある。
一方、インフレ調整後ベースでは、財の貿易赤字は1月に839億ドルへ縮小。対中赤字は僅かに拡大したが、昨年は20年以上で最小まで縮小していた。ベトナムとの赤字は過去最大に拡大した一方、カナダとメキシコとの赤字は縮小した。
株探ニュース