エヌビディア、辛抱強く構える余地は残っているとの指摘=米国株個別
(NY時間14:45)(日本時間03:45)
エヌビディア<NVDA> 173.64(-4.93 -2.76%)
エヌビディア<NVDA>が4日続落。ホルムズ海峡への突破口が依然として見えない中、本日はIT・ハイテク株の下げがきつく、同社株も下落している。
同社は好決算やGTCコンファレンスでの強気見通し、中国向け販売再開の兆しといった好材料が続いたにもかかわらず、株価は反応薄の状況が続いている。
ただ、アナリストは、投資家が辛抱強く構える余地は残っていると述べてる。直近の決算は非常に力強く、同社は次世代AIハードでも優位を維持し、2027年までに売上高1兆ドルという大胆な見通しも示した。
それでも株価は下落し、足元はレンジ内で推移している状況。背景には、同社の問題というよりも、主要顧客であるハイパースケーラーのAI投資が持続可能かどうかに対する懸念があるという。
彼らはフリーキャッシュフロー(FCF)を消費し、社債市場に依存し始めており、投資のリターンに確信が持たれていない。一方、売上見通しの約40%は産業向けなど中小顧客が占めており、新たな需要拡大の余地は大きい。
アマゾン<AMZN>の共同創業者ベゾス氏による製造業のAI化ファンド構想のように、非クラウド分野での大型需要が顕在化すれば、エヌビディアの新たな成長ドライバーとなり得る。
現状では自社要因だけで株価を押し上げるのは難しいが、想定外の大口顧客の出現が市場心理を一変させる可能性はあるという。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース