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フリーポート、決算受け大幅安 グラスバーグ鉱山の再稼働の遅延が将来の生産に影響と警告=米国株個別

材料
2026年4月24日 4時21分

(NY時間15:18)(日本時間04:18)

フリーポート<FCX> 62.05(-8.31 -11.81%)

鉱山開発のフリーポート・マクモラン<FCX>が大幅安。取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、株価は冴えない反応。インドネシアの主力グラスバーグ鉱山の立ち上げ遅延が将来の生産に影響すると警告したことが嫌気されている。

同社は、昨年の致命的な土砂災害後の操業再開に必要な特殊設備で新たな課題が判明したことを受け、グラスバーグ鉱山の再稼働スケジュールを後ろ倒しすると発表。2026年及び2027年の銅販売見通しをそれぞれ約3億ポンド引き下げ、2026年は31億ポンド、2027年は38億ポンドを見込んでいる。金のガイダンスも同鉱山の稼働率低下を反映して下方修正された。

同社は2027年末までに通常操業へ回復する計画を進めており、今年1月時点までは順調に進んでいた。しかし、資材処理や鉱石積み込みに関する設備について新たな情報が判明したことから見通しを修正したと説明している。

アナリストは「グラスバーグのスケジュール変更は失望材料で、投資家心理を再び慎重にさせるが、同社は問題解決に向けた計画を持っている」と指摘した。

また、中東情勢に伴うエネルギーや原材料コストの上昇が今年の生産コストを押し上げており、見通しの不透明要因となっている。2026年の銅のネット現金コストは1ポンド当たり約1.95ドルと、1月時点の見通しから上昇する見込みで、ディーゼル燃料や硫黄、硫酸価格の高騰が背景。これら投入コストは非常に不安定で、地域間の価格乖離も大きいとしている。

(1-3月・第1四半期)

・1株利益(調整後):0.57ドル(予想:0.45ドル)

・売上高:62.3億ドル 8.8%増(予想:57.6億ドル)

・銅

生産量:6.62億ポンド 24%減

現金コスト:1.91ドル 7.7%減

平均販売価格:5.78ドル(予想:5.77ドル)

・金

生産量:9.70万オンス 66%減(予想:7.73万オンス)

販売量:12.1万オンス 5.5%減(予想:6.16万オンス)

平均販売価格:4889ドル(予想:4863ドル)

・モリブデン

生産量:2200万ポンド 4.3%減(予想:2267万ポンド)

販売量:2400万ポンド 20%増(予想:2214万ポンド)

平均販売価格:25.21ドル(予想:25.04ドル)

(4-6月・第2四半期見通し)

・銅現金コスト:2.24ドル

・モリブデン販売量:2200万ポンド(予想:2310万ポンド)

(通期見通し)

・銅現金コスト:1.95ドル(従来:1.75ドル)

・銅販売量:31億ポンド(従来:34億ポンド)

・金販売量:65万オンス(従来:80万オンス)(予想:80.8万オンス)

・モリブデン販売量:9000万ポンド(予想:9132万ポンド)

【企業概要】

銅・金・モリブデン等の豊富な実証済みおよび推定埋蔵量を有する、大規模で長期にわたる地理的に分散した資産を保有・運営する。インドネシアのグラスベルグ鉱区や、米国アリゾナ州のモレンシー鉱区、ペルーのセロベルデ鉱山などの鉱床で採掘を行う。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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