ブッキング、決算受け軟調 6月末までの中東情勢の影響を織り込む=米国株個別
(NY時間10:04)(日本時間23:04)
ブッキング<BKNG> 173.07(-0.32 -0.18%)
オンライン旅行のブッキング<BKNG>が軟調。前日引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、株価は冴えない反応。ガイダンスを嫌気しており、第2四半期の売上高が予想を下回ったほか、通期の見通しも予想を下回る伸びを見込んでいる。
第2四半期ガイダンスについては、中東情勢の直接・間接的影響が6月末まで続くことを前提にしていると説明。中東発着および域内路線での旅行需要の変動が継続するほか、欧州とアジアを結ぶ主要な航空ルートの混乱が続くことを織り込んだ。通期についても同様に、6月末まで影響が続いた後、年後半に予約回復が見込まれるとの前提で計画している。
同社は声明で「混乱が長期化すれば、ジェット燃料価格の変動や航空会社の供給削減を通じて価格上昇圧力が高まり、旅行者のセンチメント全体を下押しする可能性がある」と指摘している。
一方、こうしたマクロ経済への広範な影響は見通しが難しいため、ガイダンスには織り込んでいないとし、異例の不確実な環境の中で、現時点で入手可能な情報に基づいていると説明した。
(1-3月・第1四半期)
・1株利益(調整後):1.14ドル(予想:1.07ドル)
・売上高:55.3億ドル 16%増(予想:55.1億ドル)
エージェンシー:15.3億ドル 2.3%減(予想:15.6億ドル)
マーチャント:37.0億ドル 27%増(予想:36.5億ドル)
広告・その他:3.06億ドル 9.3%増(予想:3.14億ドル)
・総予約額:538億ドル 15%増(予想:542.4億ドル)
エージェンシー:150億ドル 3.2%減(予想:154.5億ドル)
マーチャント:387億ドル 24%増(予想:388.3億ドル)
・EBITDA(調整後):12.9億ドル 19%増(予想:12.4億ドル)
・販売動向
宿泊数:3.38億泊 5.9%増(予想:3.41億泊)
レンタカー:2100万日 4.9%減(予想:2309万日)
航空券:2100万枚 28.5%増(予想:1970万枚)
(4-6月・第2四半期見通し)
・売上高:4~6%増(予想:11%増)
・宿泊数:2~4%増
・総予約額:4~6%増
・EBITDA(調整後):4~6%増(予想:13%増)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):10%台前半から半ばの伸び(予想:17%増)
・売上高:1桁台後半の増加(予想:11%増)
・EBITDA(調整後):売上高をやや上回る成長(予想:13%増)
・総予約額:1桁台後半から2桁台前半
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MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース