防衛関連株、押し目買いには慎重との見方=米国株個別
(NY時間10:26)(日本時間23:26)
ロッキード<LMT> 517.45(-2.97 -0.57%)
RTX<RTX> 174.55(-1.13 -0.64%)
ノースロップ<NOC> 544.95(-3.70 -0.67%)
ゼネラル・ダイナミクス<GD> 338.30(-2.33 -0.68%)
防衛関連株には引き続き売り圧力がかかる中、米大手銀のアナリストは「押し目買いには慎重」との見方を示している。下半期の売上回復を予想しているものの、現時点では積極的な買いには消極的だという。
例えば、iシェアーズ米国航空宇宙・防衛ETF<ITA>は、米国とイスラエルによるイラン攻撃をきっかけに中東情勢が緊迫化した3月初旬以降、約10%下落。一方、S&P500指数は同期間に8.6%上昇している。
米大手銀は「低調な決算発表、業績予想の下方修正、そして市場のソフトウエアおよびAI関連へのテーマシフトが重なり、防衛セクターに異例の圧力がかかっているとの従来見解を改めて示した。防衛セクターは、ソフトウエア業界など他業種に広がっているAI脅威論への懸念と同様のリスクにさらされつつあると述べている。
アナリストはまた、「経営陣が否定しようとしているにもかかわらず、防衛サービス企業に対するAI逆風シナリオは強まる一方だ」と指摘した。
分析では、最近の決算説明会で「AI」「ソフトウエア」など関連用語に言及した防衛企業ほど、AI関連株指数と強い逆相関で株価が推移しているという。
ただ、この分野で押し目買いを推奨することには慎重だとしつつも、現在の逆風が長引けば、将来的には投資機会が拡大する可能性があるとも指摘した。
また、「年初の時点で防衛サービス株には様々な理由から、異例の売り圧力がかかっていた」と指摘。「防衛サービス株は下期主導の回復シナリオになると見ており、そのため押し目買いには慎重姿勢を維持してきた。ただし、この逆風が続けば、セクター全体で買い場の形成が加速する可能性はある」とも述べている。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース