カバ、決算受け上昇 消費者の予算圧迫が重しとなる中でも好調を維持=米国株個別
(NY時間10:42)(日本時間23:42)
カバ<CAVA> 83.19(+5.07 +6.49%)
地中海料理のファストカジュアルレストランを手掛けるカバ<CAVA>が上昇。前日引け後に2-4月期決算(第1四半期)を発表し、既存店売上高が予想を上回ったほか、1株利益、売上高も予想を上回った。通期ガイダンスも公表し、既存店売上高の見通しを上方修正している。消費者の予算圧迫が外食業界全体の重しとなる中でも、同社は好調を維持した。
シュルマンCEOは声明で「前年の高い比較をこなしながらも、事業基盤の強さと地中海料理分野でのリーダーシップを示した」とコメント。「今回の見通し引き上げには、インフレ加速による家計圧迫も織り込んでいる」と説明した。「十分なボリューム感があり、合理的価格の商品提供を通じて、引き続き来店客を獲得できる」との見方も示した。
また、トリバーCFOは説明会で「第2四半期の売上高はいまのところ、第1四半期並みで推移しており、修正後の見通しも上回っている」と述べた。同社は今年、一部の商品価格を平均1.4%引き上げた。ただし、比較的安価な主力商品のチキンボウルやファラフェルボウルについては値上げを実施しなかった。
一方、中東紛争による原油高を背景に、同社は仕入先への燃料サーチャージ支払い増加を見込んでいる。同CFOは、包装材に使用されるポリエチレン価格も影響を受けると説明。それでも、コスト上昇分の一部を自社で吸収し、販売価格への転嫁を抑制する方針。売上高成長がその負担軽減につながるとしている。
(2-4月・第1四半期)
・既存店売上高:9.7%増(予想:6.0%増)
・1株利益:0.20ドル(予想:0.17ドル)
・売上高:4.38億ドル 32%増(予想:4.18億ドル)
・レストラン利益率:25.1%(予想:25%)
・EBITDA(調整後):6170万ドル 38%増(予想:5730万ドル)
・新規出店数:20店 33%増(予想:17店)
・店舗数:459店 20%増(予想:456店)
・FCF:1550万ドル(前年:270万ドル)
(通期見通し)
・既存店売上高:4.5~6.5%増(従来:3.0~5.0%増)(予想:4.9%増)
・EBITDA(調整後):1.81~1.91億ドル(従来:1.76~1.84億ドル)(予想:1.87億ドル)
・新規出店数:75~77店(従来:74~76店)(予想:76店)
・レストラン利益率:23.7~24.3%(予想:24%)
【企業概要】
米国で新鮮な食材を手作りで提供する地中海料理のファストカジュアルレストランを所有・運営する。客の好みやシェフにお任せのボウルとピタ、季節のジュースやその他のドリンク、ピタチップス、ディップ、デザート、キッズメニュ等を店内・デリバリー・店頭ピックアップ・ケータリングで提供する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース