オープンAI、早ければ9月上場に向け準備と伝わる=米国株個別
チャットGPTの開発元オープンAIが、今後数日から数週間以内のIPO申請に向け、投資銀行と準備を進めている。ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が関係者の話として伝えた。
関係者によると、ゴールドマン<GS>やモルガン・スタンレー<MS>などの銀行が、オープンAIによるIPO目論見書の草案作成を支援しているという。同社は近く規制当局へ秘密裏に申請を行う計画で、早ければ金曜日にも提出される可能性があるという。また、アルトマンCEO率いるオープンAIは、早ければ9月にも上場可能な状態へ持ち込むことを目指している。
同社は今週初め、IPOに向けた大きな障害を取り除いた。共同創業者であり現在はアルトマン氏と対立しているマスク氏との法廷闘争で勝利。マスク氏は判決を不服として控訴する方針を示している。
なお、マスク氏率いるスペースXも、水曜日にIPO関連書類を公開する見通しで、6月上場の可能性が取り沙汰されている。
一方、オープンAIは依然として複数の課題に直面している。特に、市場では巨額データセンター投資を支えるだけの十分な収益を確保できるかへの懸念が残っている。さらに、AI競争におけるオープンAIの優位性も最近揺らぎ始めている。アンソロピックが、企業現場でのソフトウェア導入拡大を背景に、ここ数カ月でオープンAIを上回る成長を見せている。オープンAIは現在、この状況へ対応するため大規模な戦略転換を進めている。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース