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キャンベルズ、予想上回る決算も軟調 決算説明会でインフレ圧力の見通し示す=米国株個別

材料
2026年6月8日 23時39分

(NY時間10:38)(日本時間23:38)

キャンベルズ<CPB> 21.59(-0.09 -0.42%)

食品のザ・キャンベルズ・カンパニー<CPB>が取引開始前に2-4月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益が予想を上回った。通期ガイダンスも公表し、従来の見通しを維持したものの予想は上回っている。

ビークハイゼンCEOは「第3四半期の業績は概ね想定通りだったが、売上の弱さとインフレによる利益への逆風が引き続き重しとなった」と述べた。

発表直後に株価は時間外で上昇していたものの、下げに転じている。同社は決算説明会で、原油価格が100ドル前後で推移した場合、来年度に追加で2-3%のインフレ圧力が発生するとの見通しを示した。この発言を受け、市場ではコスト上昇による業績への影響が意識された。

アナリストは「本日の経営陣コメントには、投資家を積極的に買いへ向かわせるような材料はほとんど見当たらない」と指摘。懸念点として、スナック事業の既存事業売上高を安定化できるか、高インフレが続くと見込まれる環境を乗り切れるかの2点を挙げた。

また「第3四半期の予想からの上振れは、主に販管費抑制や営業外項目などによるものだったこと、そして通期ガイダンスの据え置きは、第4四半期に関税還付による恩恵を受ける見込みとなったことが一部寄与している」とも述べている。

業績の上振れは本業の力強い改善によるものではなく、一時的なコスト要因や会計上の要因に支えられた面が大きい。そのため、投資家が強気になる材料は限定的との見方を示している。

(2-4月・第3四半期)

・1株利益(調整後):0.50ドル(予想:0.48ドル)

・売上高:23.7億ドル 4.4%減(予想:23.8億ドル)

食事・飲料:14.3億ドル(予想:14.4億ドル)

スナック:9.40億ドル(予想:9.39億ドル)

・既存事業売上高:4.0%減(予想:3.3%減)

食事・飲料:4.0%減(予想:2.4%減)

スナック:4.0%減(予想:5.0%減)

(通期見通し)

・既存事業売上高:1~2%減を維持(予想:2.1%減)

・1株利益(調整後):2.15~2.25ドルを維持(予想:2.17ドル)

【企業概要】

高品質のブランド食品・飲料製品を開発・製造し、米国・カナダをはじめ世界で販売する。食品小売チェーン・量販店・コンビニエンスストア・eコマースなどを通じて、スープ・スープストック・非乳製品飲料・パスタソースやその他食品を提供する。冷凍製品やクッキー・ポテトチップなどのスナック製品も取り扱う。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

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