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バーナンキ元FRB議長、アンソロピックの監督機関メンバーに就任

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2026年7月10日 1時51分

アンソロピックは、同社の公共使命への説明責任を担保する監督機関「長期公益トラスト」のメンバーに、バーナンキ元FRB議長を任命した。世界金融危機の対応や世界恐慌研究によるノーベル賞受賞の実績を持つ同氏の知見を、AIがもたらす広範な経済・社会的影響への対応に生かす構えだ。

今回の任命の背景には、高度なAIがホワイトカラー業務を代替する懸念や、急激な資金流入による金融バブルへの警戒感の高まりがある。同社のアモデイCEOは、数年内にホワイトカラー業務の最大半分がAIに代替される可能性を予測している。

バーナンキ氏は声明で「AIの可能性は極めて大きく、その行方は私たちが構築する制度にも左右される」と言及。同社の独自ガバナンス体制を評価した。また、アモデイCEOは、バーナンキ氏の判断力が、労働市場や経済への影響を予測・対応する能力を高めると期待を示した。

長期公益トラストは、バーナンキ氏を含めた4人のトラスティー(受託者)で構成され、今後さらに1人が追加される予定。受託者は同社の株式を持たず、利益追求と公共利益の均衡を確保するため、取締役の過半数の指名・解任権という強力な権限を握る。経営陣に対し、AIのリスクや社会的影響を含む重要判断で助言を行う。

アンソロピックは「クロード」シリーズの展開で、特にコーディング分野の成功により企業価値を約1兆ドルにまで高めており、年後半にはIPOを控える。一方でサイバーセキュリティを巡るトランプ政権との対立によるモデルの一時撤回や、米国防総省との法的係争など、政治・法的課題にも直面している。

株探ニュース

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