ソフトバンクGとPayPay連合、セブン&アイに数千億円出資で協議と伝わる
ソフトバンクG<9984>傘下の携帯事業者ソフトバンク<9434>やPayPay<PAYP>が、セブン&アイ<3382>に出資する方向で協議に入ったと伝わっている。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。
出資は合計数千億円規模になる見通しで、三井住友FG<8316>傘下の三井住友カードも出資する案がある。
実現すれば、業界を超えた最大手同士が手を組み、コンビニの店舗網を生かした決済・ポイント付与などの巨大経済圏が誕生する。ソフトバンクなどの連合側がセブン&アイの第三者割当増資を引き受ける計画。今夏の契約を目指しているという。
ソフトバンクGは自社のAIを活用し、セブンーイレブンの店舗運営などを高度化する方針。AIクラウドやロボットを自律的に制御するフィジカルAIの分野に注力する。具体的な手法は協議中だが、コンビニの需要予測やレジ、品出しといった店舗運営の省人化で活用が期待できる。
3月に米国で上場を果たしたPayPayは、積極的な出資戦略を通じた事業の多角化でさらなる成長を図っている。セブン&アイへの出資では、全国のコンビニ店舗網を結節点としてこれまでリーチが難しかった層を取り込みたい考えだ。6月には生命保険会社を1300億円で買収し生保事業に参入すると発表した。
三井住友カードは三井住友銀行と共に、クレジットカードと銀行口座を掛け合わせた個人向け総合金融サービス「オリーブ」を展開。同社は既にPayPayと協業関係にあり、出資や協業深化の方向性を詰めている。
セブン&アイにとって、今回の出資受け入れを生かして停滞する国内コンビニ事業を回復の軌道に乗せられるかが焦点となる。同社は7iDやセブンマイルといった自前の会員基盤や特典サービスを持つ。
今後は廃止し、アカウントやポイントをPayPayや三井住友のポイントであるVポイントに統合する案もある。
株探ニュース