話題株ピックアップ【夕刊】(2):SBIGAM、ユアテック、第一三共
■SBIGAM <4765> 588円 +14 円 (+2.4%)
SBIグローバルアセットマネジメント<4765>は底堅い。27日取引終了後、第1四半期(4~6月)連結決算を発表。売上高は128億2300万円(前年同期比4.5倍)、純利益は13億8900万円(同2.8倍)だった。SBI岡三アセットマネジメントとレオス・キャピタルワークスの2社の統合による効果が寄与し、大幅な増収増益となった。未定としていた中間配当は9円50銭とした。年間配当予想は未定で据え置いた。
■ユアテック <1934> 2,442円 +58 円 (+2.4%)
ユアテック<1934>は後場に持ち直し、上げ幅は一時7%を超えた。同社はこの日、27年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比2.3%増の572億7300万円、営業利益は同48.1%増の31億5100万円、最終利益は同2.5倍の21億800万円となった。大幅な増益で着地し、好感されたようだ。空調管工事が増加したほか、工事採算性が向上。為替差益の計上も寄与した。
■第一三共 <4568> 2,889.5円 +67 円 (+2.4%)
第一三共<4568>はしっかり。27日、欧州医薬品庁の医薬品委員会(CHMP)が抗HER2抗体薬物複合体「トラスツズマブ デルクステカン」とペルツズマブの併用療法について、HER2陽性の切除不能又は転移性乳がん患者への一次治療を対象として承認を推奨する肯定的見解を示したと発表しており、株価の刺激材料となったようだ。CHMPによる肯定的見解は欧州連合(EU)における医薬品の製造・販売を承認する欧州委員会への最終的な承認勧告とみなされるという。承認の可否は数カ月以内に決定される見通し。なお、米国では昨年12月に承認を取得済み。日本では承認申請中となっている。
■バイタルKS <3151> 1,689円 +35 円 (+2.1%)
バイタルケーエスケー・ホールディングス<3151>がしっかり。27日の取引終了後、投資有価証券売却益の計上を発表。これを手掛かり視した買いが株価の支えとなったようだ。政策保有株式の見直しと資産の効率化、財務体質の強化を図るため、連結子会社2社が保有する上場株式を売却する。売却期間は28日から2027年3月31日までで、投資有価証券売却益の見込み額は81億円。27年3月期の業績予想については現時点で変更はないとしつつ、修正が必要になった場合は速やかに公表するとしている。
■しまむら <8227> 3,438円 +69 円 (+2.1%)
しまむら<8227>が全体波乱相場に逆行し続伸、一時96円高の3465円まで上値を伸ばす場面があった。テクニカル的には今月9日に2回目のマドを開けているが、これを埋める形で実需買いが流入した。低価格帯のファッション衣料の販売を手掛けるが、プライベートブランド(PB)などの好調が牽引し、27年2月期第1四半期(3~5月)決算は営業利益が前年同期比17%増の178億9000万円と同期間として3年連続のピーク更新を果たしている。AI・半導体関連への投げ売りが止まらないなか、一部内需の消費関連に物色の矛先が向いている。そのなか同社はPB商品の効果で収益力に磨きがかかっている点は強みといえる。市場では「円安の進行はコスト増加要因だが、それを感じさせない形で経営努力が結実している点を投資マネーが改めて評価している」(中堅証券ストラテジスト)という声が聞かれる。
■小松ウオール <7949> 2,753円 +54 円 (+2.0%)
小松ウオール工業<7949>は続伸。27日取引終了後、第1四半期(4~6月)単独決算を発表。売上高は99億7600万円(前年同期比3.8%増)、営業利益は4億1800万円(同36.2%増)だった。旺盛なオフィスの移転やリニューアル需要を背景に、主力の可動間仕切りが引き続き堅調に推移した。決算内容が評価され、全体波乱相場のなか買いを呼び込んでいる。
■ソフトウェア <3733> 10,930円 +170 円 (+1.6%)
ソフトウェア・サービス<3733>は堅調。27日取引終了後、40万株(自己株式を除く発行済み株数の8.09%)を上限に28日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で自社株を取得すると発表。これが手掛かりとなったようだ。買い付け価格は27日終値の1万760円。代表取締役会長で大株主の宮崎勝氏から保有株式の売却意向があったため。東証の自己株式立会外買付取引情報によると、同社は予定通り40万株を取得した。
■GMO-FH <7177> 1,080円 +16 円 (+1.5%)
GMOフィナンシャルホールディングス<7177>は続伸。27日取引終了後、上期(1~6月)連結決算の速報値を発表。売上高にあたる営業収益は295億4400万円(前年同期268億9300万円)、純利益は65億2400万円(同62億1100万円)とした。店頭FXと暗号資産が減収となった一方、CFD収益が引き続き高水準を維持。金利上昇を背景に預託金運用収益が伸び、信用取引収益も堅調に推移した。あわせて配当予想を54円76銭から57円4銭(前期57円58銭)へ増額修正した。好感した買いが入った。
■ニップン <2001> 2,906円 +35 円 (+1.2%)
ニップン<2001>が上場来高値を更新した。投資会社のストラテジックキャピタル(東京都港区)がニップン株の買い増しに動いたことが27日の取引終了後に明らかとなり、思惑視されたようだ。同日に提出された変更報告書によると、ストラテジックキャピタルの保有割合は6.09%から7.09%に上昇した。保有目的の項目には「株主価値向上のために発行者との建設的対話及び発行者への重要提案行為などを行うこと、並びに純投資」と記載している。報告義務発生日は17日。
■明治HD <2269> 3,834円 +42 円 (+1.1%)
明治ホールディングス<2269>が強含み。明治はきょう、9月1日納品分から栄養食品及びスポーツ栄養(スポーツグッズ)を値上げすると発表。また、9月以降順次スポーツ栄養(粉末プロテイン)及び9月14日発売分からアイスクリームの内容量を変更するとしており、これによる採算改善などが期待されたようだ。対象となるのは、栄養食品17品、スポーツ栄養(スポーツグッズ)5品、スポーツ栄養(粉末プロテイン)14品、アイスクリーム1品の計37品で、改定幅は栄養食品の出荷価格が約5~10%、スポーツ栄養(スポーツグッズ)の出荷価格が約8~20%。原材料が高騰していることに加え、製造流通に関わるさまざまなコストが上昇しており、現状の価格による販売の継続が難しくなったためだとしている。
株探ニュース