<マ-ケット日報> 2026年7月29日
29日の市場は日経平均が続落。終値は前日比930円安の6万1434円だった。昨日に急落した反動から取引序盤は700円を超える反発を見せたが、買い戻しが一巡すると実需不足を露呈して日経平均は早くもマイナス圏へ転落。半導体製造装置KLAの決算が好調ながらも市場の期待を下回り、米時間外取引で急落していることも影響し後場には2000円近い下げまで演じていた。終盤には短期的な売り込み過ぎからやや買い戻され下げ渋りの動きも見せている。
昨日の米国市場は主力企業の好決算を受けてダウ平均は3日続伸した。この日発表したボーイングやコカコーラの決算が事前予想を上回り買いが広がった。中東情勢が落ち着いていることもあって消費関連株中心に安定した動きとなった。一方、イランはホルムズ海峡の主権は絶対に渡さないとの姿勢と、紅海側で紛争が続いている状況からリスクオンにはなれない。また、半導体株の調整も続きナスダック指数は5日続落と依然さえないままだ。
さて、東京市場は戻り売り圧力が依然として強く日経平均は下値を模索する展開となった。未曾有の規模のAI・半導体投資だったゆえに「山高ければ谷深し」を地で行っている。75日移動平均線(6万4666円)を下回っても一向に下げ止まらない雰囲気だったが、もうひとつの下値ポイントである心理的節目の6万円に接近(出来高増加)したことでようやく目先の売り一巡感が出てきそうな状況だ。(ストック・データバンク 編集部)