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量子計算の即時検証技術 IBM、シカゴ大、そして理研などが開発

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2026年7月30日 21時46分

IBM<IBM>とシカゴ大学、そして日本の理化学研究所(理研)などの国際共同研究グループは30日、量子コンピューターの計算結果をリアルタイムで検証する新たな技術を開発したと発表した。

従来、古典スーパーコンピューターを超える複雑な計算(量子優位性)において、出された答えの正しさを直接確認する手段はなく、科学的な信頼性の確保が大きな課題となっていた。今回の技術は、量子コンピューターを実用的なツールへ高める上で重要な前進となる。

これまで量子優位性の提示を巡っては、計算速度の定義や対象問題の実用性を欠く点などを理由に、研究者の間で議論が紛糾してきた。IBMリサーチ部門責任者のガンベッタ氏は「量子優位性ではなく、信頼できる計算の実現だ」と強調。単なる優位性の主張を避け、結果の正確性を保証する立場を明確にした。

業界は現在、研究段階からビジネス活用への移行期を迎えている。米政府による資金支援や政策的後押し背景に技術導入が進む一方、現状での事業収益への貢献は限定的。それでも同社は、年内に信頼性の高い量子優位性の実例を示し、2029年には耐障害性を持つ新機種「スターリング」、2030年代初頭には「ブルージェイ」の投入を目指す。

ガンベッタ氏は、議論は「何か」から「どう活用するか」へ変化した。科学分野での実績形成がビジネス応用の鍵となると指摘。業界の標準的な検証手法の確立に向け、学術界との連携を一層深める方針。

株探ニュース

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