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VIXが年初来の最低水準を記録 過度な楽観姿勢に警鐘も

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2026年8月17日 22時09分

ウォール街で恐怖指数と呼ばれるシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー指数(VIX)が先週末に一時14.2まで低下し、2026年の最低水準を記録した。地政学的な混乱が続く中でもS&P500が年初来で約16%上昇するなど株式市場は最高値を更新しており、市場の表層には静けさが広がっている。

しかし市場関係者は、歴史的に相場が荒れやすい時期を前にした市場の過度な楽観姿勢に対し、相次いで警鐘を鳴らしている。米CNBCが伝えた。

市場関係者が警戒を強める背景には、季節的要因と地政学的・経済的なリスクの浮上がある。歴史的に8月半ばから10月半ばにかけては株式相場の波乱が起きやすい。特に米中間選挙の年は値動きが激しくなる傾向があり、1990年以降の同選挙年では、S&P500均等加重指数が8月18日ごろのピークから10月半ばまでに毎回少なくとも7%下落している。

テクニカル的な側面でも異例の事態が続く。昨年10月以降、下落銘柄の出来高が全体の80%以上を占める「売りの波」が一度も観察されていない。これまで通常は年間平均21日程度発生する事象が、見られないまま最高値を追う展開は、市場の慢心を強く印象付ける。

足元では中東情勢の緊迫やホルムズ海峡を巡る地政学的リスクが解消されていないほか、7月の米小売売上高が予想外の減少に転じるなど消費減速の兆候も浮上している。米国債利回りも高水準で推移しており、株高とは対照的な経済の不透明感を映し出す。

アナリストは、株式ファンドへの資金流入が続く一方でリスク資産への警戒が薄れている現状について、新たな悪材料に対して市場が極めて脆弱な構造にあると分析する。歴史的な相場後退期を迎えるにあたり、投資資産の削減やヘッジ対応など、リスク管理の再徹底が求められる局面に入っている。

【恐怖指数】VIXスポット(NY時間:08:53)

スポット  15.06(+0.81 +5.68%)

株探ニュース

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