20日の株式相場見通し=反発、米金利上昇一服を追い風に買い戻し広がるか
20日の東京株式市場で日経平均株価は反発する公算が大きい。前日の欧州株市場はドイツのDAXとフランスのCAC40が小幅にマイナスとなり、英国のFTSE100が小幅プラスで着地するなど高安まちまちの展開に。一方、米国株市場ではNYダウが4日ぶりに反発。ナスダック総合株価指数、S&P500指数も上昇した。米財務省がこの日、国債買い入れオペの上限を20億ドルから少なくとも40億ドルへ倍増させると発表した。これを受け、同日の米債券市場で10年物国債の利回りが前日比0.06%低い4.64%と低下。ここのところ長期金利上昇への懸念を強めていた株式相場において買い安心感をもたらす格好となった。この流れを引き継ぎ、きょうの東京市場も値上がりすることが想定される。日経平均は前日まで続落し、この間に3900円近く水準を切り下げていただけに、買い戻しの動きが広がりそうだ。ただし、前日の米国株市場ではフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が下落しており、これは主力のAI・半導体関連株の上値を抑える要因となるかもしれない。朝方に買いが一巡した後の全体相場の動きが注目される。取引時間中は韓国KOSPIなどアジア株市場、時間外の米株価指数先物の動向から目が離せない。依然として原油価格の高止まりは続いており、米国とイランを巡る中東情勢の動向にも注意を払う必要があるだろう。
19日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比119ドル65セント高の5万3463ドル05セントと4日ぶり反発。ナスダック総合株価指数は同41.37ポイント高の2万6331.09だった。
日程面では、きょうは7月の貿易収支、週間の対外及び対内証券売買契約等の状況、7月の首都圏マンション市場動向、20年国債入札など。海外では中国の8月最優遇貸出金利をはじめ、ドイツの7月生産者物価指数、米国の新規失業保険申請件数や8月フィラデルフィア連銀景況指数、7月コンファレンスボード景気先行指数などが予定される。主要企業の決算発表では米ウォルマート<WMT>が予定される。