話題株ピックアップ【昼刊】:エニーカラー、三井ハイテク、パナHD
■ANYCOLOR <5032> 3,160円 +305 円 (+10.7%) 11:30現在 東証プライム 上昇率2位
ANYCOLOR<5032>は4日ぶりに急反発している。9日の取引終了後、27年4月期第1四半期(5~7月)の単独決算を発表した。売上高が当初想定の156億円から166億2000万円(前年同期比5.4%増)、営業利益が56億9000万円から63億9000万円(同8.8%減)で着地しており、好感した買いが集まっている。売上高は音楽CDが当初想定から大きく上振れたコマース領域をはじめとする各領域で従来見通しを超えた。同時に取得総数280万株(自己株式を除く発行済み株式総数の4.67%)または取得総額70億円を上限とする自社株買いを行うと開示しており、株価の支援材料となっている。取得期間は9月10日から来年4月30日までとし、東京証券取引所における市場買い付けを実施する。
■シェアテク <3989> 1,545円 +80 円 (+5.5%) 11:30現在
シェアリングテクノロジー<3989>が4日ぶりに大幅反発している。MBKパートナーズが9日の取引終了後、傘下のファンドを通じてシェアテクに対し、完全子会社化を目的としてTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。買付価格は1株1550円で、シェアテクの株価はこれにサヤ寄せする動きをみせている。買付期間は10日から10月27日まで。買付予定数の下限は1603万200株で、上限は設定しない。TOBが成立した場合、所定の手続きを経てシェアテクは上場廃止となる見通し。シェアテクはTOBに対し賛同の意見を表明した。東京証券取引所は9日付でシェアテクを監理銘柄(確認中)に指定した。
■三井ハイテック <6966> 928円 +29 円 (+3.2%) 11:30現在
三井ハイテック<6966>は3日ぶりに急反発している。9日の取引終了後、27年1月期第2四半期累計(2~7月)の連結決算の発表にあわせて、通期業績予想を上方修正した。売上高を2540億円から2720億円(前期比24.6%増)、営業利益を145億円から195億円(同54.1%増)に引き上げており、業況を評価した買いが集まっている。モーターコア製品を取り扱う電機部品事業とリードフレームを取り扱う電子部品事業の売り上げ拡大が主な要因。経費の見直しも利益を押し上げた。7月中間期は売上高が1306億7200万円(前年同期比20.6%増)、営業利益が118億1800万円(同86.2%増)だった。各事業で大幅な増収増益を達成。電機部品事業は電動車向け駆動・発電用モーターコアの需要が堅調に推移した。電子部品事業は車載・民生向け製品の需要が増加したほか、価格転嫁の進展や円安の為替相場も追い風となった。
■パナHD <6752> 4,303円 +124 円 (+3.0%) 11:30現在
パナソニック ホールディングス<6752>が続伸している。ロイター通信は9日夕に「パナソニックエナジーの渡辺庄一郎最高技術責任者(CTO)は全固体電池について、電池形状が角形で最大150度の高温環境でも使用可能な電池を開発したと明らかにした」と報道。これが材料視されているようだ。報道によると、150度でも使用できるコイン形と角形の産業用小型セルを26年度の10~12月期からサンプル出荷する予定。サンプル出荷から1~2年後に量産化を目指す計画だという。
■りそなホールディングス <8308> 2,480.5円 +68.5 円 (+2.8%) 11:30現在
りそなホールディングス<8308>が堅調推移。前日のニューヨーク市場で米長期金利は一時4.85%に上昇。5%台に向け一段と水準を切り上げた。米財務省が国債のバイバック(買い入れ消却)に関し、10日実施分について最大60億ドルの買い入れを行うと公表したものの、市場の一部では金額は100億ドル近い規模に及ぶとの見方もあった。実際の買い入れ額は従来の3倍に上る格好となったが、期待ほどではないと受け止めた投資家による売りが債券価格の下落(金利の上昇)を後押ししたようだ。米国債への売りは円債にも波及し、日本の金利にも上昇圧力が掛かっている。これらを背景に、金利上昇メリットセクターの銀行株を物色する動きが出ており、メガバンクが底堅く、山形銀行<8344>やあいちフィナンシャルグループ<7389>、四国銀行<8387>など地銀株が軒並み高となっている。
■JMDC <4483> 3,550円 +90 円 (+2.6%) 11:30現在
JMDC<4483>が3日ぶりに反発している。10日、同社子会社のリアルワールドデータと倉敷中央病院(岡山県倉敷市)が、電子ワークシート(eWS)による治験業務の効率化を実数値で立証したと発表。これを手掛かり視した買いが入ったようだ。治験業務支援システム「TidyMed」によるeWSの導入効果について、従来の紙ベースでの運用と比較したところ、併用薬記入業務の作業時間が約5分の1に短縮したほか、医師への署名依頼から完了までの時間の中央値は半分以下に短縮されたという。今回の評価で得られた実証データや現場からのフィードバックについて今後、TidyMedの機能改善につなげるとともに、全国の医療機関に対する臨床研究DXの実装も引き続き推進していくとしている。
■ライフネット生命保険 <7157> 1,409円 +33 円 (+2.4%) 11:30現在
ライフネット生命保険<7157>が4日ぶりに反発している。9日の取引終了後に発表した8月の業績速報で、8月末の保有契約年換算保険料が381億1800万円(前年同月比7.1%増)となったことが好感されている。個人保険が同6.8%増の294億2500万円となったほか、団体信用生命保険も同8.2%増の86億9300万円となった。
■安田倉庫 <9324> 2,620円 +60 円 (+2.3%) 11:30現在
安田倉庫<9324>が2月13日につけた高値2667円にツラ合わせ。9日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、英ロンドンに本拠を置く投資会社ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンドと共同保有者による保有割合が5.17%と新たに5%を超えたことが判明しており、これを受けて需給思惑的な買いが入っているようだ。保有目的は、「投資及び経営陣に対する経営の助言並びに状況に応じて重要提案行為などを行うこと」としており、報告義務発生日は9月2日となっている。
■インフォマート <2492> 713円 +12 円 (+1.7%) 11:30現在
インフォマート<2492>が反発している。9日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、香港に拠点を置く投資ファンドのオアシス・マネジメントによる株式保有割合が15.82%から16.95%に上昇したことが判明しており、これを受けて思惑的な買いが入っているようだ。保有目的は「発行者の経営陣との間で経営方針について意見交換を行い、説明を求めることを通じて建設的な対話を継続し、経営陣の方針及び企業戦略について理解を深めるための基礎を築くことにより、発行者の中長期的な企業価値を向上させ、コーポレートガバナンスを改善すること」としており、報告義務発生日は9月2日となっている。
■ENEOS <5020> 1,482.5円 +23.5 円 (+1.6%) 11:30現在
ENEOSホールディングス<5020>やコスモエネルギーホールディングス<5021>が4日続伸。9日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の10月限が前日比3.02ドル高の1バレル=96.05ドルと7日続伸した。一時、96.82ドルと6月上旬以来の高値をつけた。日本時間10日の時間外取引では97ドル台まで上昇後、やや軟化している。米中央軍は8日、カーグ島近くでイランの石油タンカー5隻を破壊したと発表。また、イランはペルシャ湾で船舶10隻を攻撃したと報道された。中東情勢の緊迫化を受け、原油価格は上昇基調を強めており、ENEOSなどは買い優勢となっている。
■アズワン <7476> 2,458.5円 +26 円 (+1.1%) 11:30現在
アズワン<7476>は底堅く推移している。9日取引終了後、8月度の単体月次業績(速報)を発表。売上高は前年同月比7.3%増と、プラス基調を継続した。AI需要拡大の恩恵を受ける半導体セクター向けの受注が好調だったほか、研究備品や災害対策用品などの受注も伸びた。これが手掛かりとなっている。
■任天堂 <7974> 7,913円 -488 円 (-5.8%) 11:30現在 東証プライム 下落率2位
任天堂<7974>が続落している。同社は9日午後11時、Nintendo Switch2(ニンテンドースイッチ・ツー)などに向けた新作ゲームを発表する動画「ニンテンドーダイレクト(ニンダイ)」を配信した。動画のトリとなったのが「星のカービィ ワールドビヨンド」で、来年春に発売すると告知された。これに先立ち、8日に任天堂はスイッチ2向けの新作ソフト「ゼルダの伝説 時のオカリナ」の発売日が11月5日になると発表していた。株式市場に一部では今回のニンダイにおいて、「スマッシュブラザーズ」など超大型の新作の発表を期待する向きがあったもよう。イベント通過を受け、いったん材料出尽くしと受け止めた売りが優勢となった。
■あさくま <7678> 3,235円 -60 円 (-1.8%) 11:30現在
あさくま<7678>が大幅安となっている。9日の取引終了後に発表した7月中間期連結決算が、売上高58億5900万円(前年同期比27.2%増)、営業利益1億6800万円(同6.1%減)、純利益9200万円(同26.3%減)と減益となり、従来予想の営業利益1億8600万円を下回って着地したことが嫌気されている。「ステーキのあさくま」業態の既存店売上高が7月まで44カ月連続して前年を上回り売上高は増収となったものの、新規出店や既存店舗の修繕・改装に伴うコストの増加などが利益を圧迫した。ただ、上期に出店体制、営業体制及び人員体制の整備を進めたことで、足もとでは収益基盤の強化が進んでおり、8月までの累計では売上高、利益ともに計画を上回って推移しているとして、27年1月期通期業績予想は、売上高123億円(前期比22.4%増)、営業利益6億6000万円(同27.3%増)、純利益4億900万円(同26.0%増)の従来見通しを据え置いている。
■柿安本店 <2294> 2,511円 -44 円 (-1.7%) 11:30現在
柿安本店<2294>が3日続落している。9日の取引終了後に発表した第1四半期(5~7月)連結決算が、売上高84億4600万円(前年同期比2.4%減)、営業利益6500万円(同72.8%減)、純利益1600万円(同88.8%減)と大幅減益となったことが嫌気されている。新商品効果に加えて、人気アニメや映画とのコラボ企画や155周年を迎えることを記念した感謝袋の販売などを行ったことで和菓子事業は伸長したものの、消費者の節約志向が根強く精肉事業、総菜事業、レストラン事業、食品事業が苦戦した。なお、27年4月期通期業績予想は、売上高360億円(前期比0.2%減)、営業利益14億円(同1.9%減)、純利益8億円(同1.4%減)の従来見通しを据え置いている。
■Hmcomm <265A> 865円 +149 円 (+20.8%) 一時ストップ高 11:30現在
Hmcomm<265A>が大幅高で4日ぶりに反発している。開発を進めているAI異常検知ソリューション「FAST-D」による漏水監視システムについて、車両通過時にマンホール内の漏水判定データを収集する「ドライブバイ方式」を新たな検証手法として導入すると発表しており、好材料視されている。滋賀県守山市との実証を通じて、水道管や地理空間データなどを活用した広域的な漏水リスク分析と、独自の音響解析AI「FAST-D」による漏水音判定を組み合わせることで、漏水リスクの高い地点を絞り込み、現地で漏水箇所を特定する手法の検証を進めてきたが、その結果、AIによる広域分析及び漏水音判定の有効性を確認したことから、次の段階として漏水を「探す」点検型の運用から、高リスク地点を継続的に「見守る」予防保全型の漏水監視への展開を進めるという。日常的に地域を走行する物流車両などを活用し、車両通過時にマンホール内の端末から漏水判定データを取得する「ドライブバイ方式」を導入し、実用化に向けた検証を進めるとしており、複数の大手運送会社と協議を開始した。なお、同件が26年12月期業績に与える影響は軽微としている。
■エアトリ <6191> 923円 +150 円 (+19.4%) ストップ高買い気配 11:30現在
エアトリ<6191>がストップ高の923円でカイ気配となっている。この日の寄り前に、26年9月期の連結業績予想について、最終利益を6億円から19億5000万円(前期比9.6%増)へ上方修正し、あわせて未定としていた期末一括配当予想を160円(前期10円)としたことを好感した買いが流入している。エアトリ旅行事業は成長鈍化・競争激化があるものの、エアトリ旅行事業に続く各事業セグメントがそれぞれ好調に推移し、順調に利益の積み上げを継続していることに加えて、従来予想では既存・新規事業での成長投資や非連続的な成長のためのM&Aや資本業務提携、決算での減損損失などの計上を見込んでの業績予想としていたが、足もとまでのそれぞれの進捗や今後の見通しなどを踏まえて修正した。
■大和自動車交通 <9082> 2,537円 +500 円 (+24.5%) ストップ高買い気配 11:30現在
大和自動車交通<9082>はストップ高カイ気配。9日取引終了後、大和ハウス工業<1925>との資本・業務提携を発表した。大和ハウスの知見を生かし、保有する不動産の有効活用を図る狙いがある。既存不動産の価値向上や将来的な再開発・高度利用の検討を進めていく。第三者割当増資により、大和ハウスに対して49万100株(増資後の持ち株比率9.76%)を割り当てる。材料視した買いが膨らんでいるようだ。
■ステムリム <4599> 239円 -80 円 (-25.1%) ストップ安売り気配 11:30現在
ステムリム<4599>はストップ安ウリ気配。9日取引終了後、塩野義製薬<4507>へ導出済みの再生誘導医薬開発品「レダセムチド」の栄養障害型表皮水疱症患者と急性期脳梗塞患者を対象とした臨床試験について、それぞれ結果を発表した。これを受けて売りが膨らんでいるようだ。栄養障害型表皮水疱症対象追加第2相試験では主要評価項目である難治性潰瘍の閉鎖を4例中3例で達成し、一部症例で全身症状の改善も確認された。一方、急性期脳梗塞対象グローバル後期第2相試験ではプラセボ群に対する有意差を示さず、主要評価項目は未達となった。両試験ともレダセムチドの安全性上の懸念は認められず、良好な忍容性が確認されたという。なお、同日取引終了後には26年7月期単独決算も発表した。売上高はなし(前の期も同じ)、営業損益は19億9800万円の赤字(同19億7100万円の赤字)だった。研究開発費がかさんだ。27年7月期の見通しは非開示とした。
●ストップ高銘柄
ヴィッツ <4440> 2,570円 +500 円 (+24.2%) ストップ高 11:30現在
アルビス <7475> 3,700円 +700 円 (+23.3%) ストップ高買い気配 11:30現在
など、4銘柄
●ストップ安銘柄
ステムリム <4599> 239円 -80 円 (-25.1%) ストップ安売り気配 11:30現在
以上、1銘柄
株探ニュース