株価指数先物【寄り前】 押し目待ち狙いのロング対応で+2σに沿ったトレンドに
大阪12月限ナイトセッション
日経225先物 67090 -60 (-0.08%)
TOPIX先物 4102.0 -23.5 (-0.56%)
シカゴ日経平均先物 67115 -35
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)
30日の米国市場はNYダウ、 S&P500が下落した一方で、ナスダックは上昇。8月の米個人消費支出(PCE)物価指数が前年同月比3.4%上昇し、市場予想(3.7%上昇程度)を下回ったことで買いが先行して始まった。だが、米国とイランの戦闘終結に向けた協議を巡る不透明感は根強く、WTI原油先物が1バレル=90ドル台に乗せたほか、米長期金利の上昇が重荷となり、景気敏感株などを中心に売りが広がった。一方、ハイテク株比率が高いナスダック指数は3日ぶりに反発している。
NYダウ構成銘柄ではセールスフォース<CRM>、アップル<AAPL>、アマゾン・ドット・コム<AMZN>、アルファベット<GOOG>、マイクロソフト<MSFT>が買われた。半面、ウォルマート<WMT>、メルク<MRK>、スリーエム<MMM>、シャーウィン・ウィリアムズ<SHW>、ユナイテッドヘルス・グループ<UNH>が軟調。フィラデルフィア半導体株指数(SOX)はほぼ横ばいで、0.004%とごく小幅な下落だった。
シカゴ日経平均先物(円建て)の清算値は、大阪比35円安の6万7115円だった。30日取引終了後の日経225先物(12月限)のナイトセッションは、日中比240円高の6万7390円で始まった。買い一巡後に軟化し6万7010円まで売られる場面もみられたが、米国市場の取引開始後にプラスに転じると、6万7820円まで上げ幅を広げた。その後は米国市場の動向に連動する形で軟化し、終盤にかけては6万7020円~6万7290円辺りで保ち合い、日中比60円安の6万7090円でナイトセッションの取引を終えている。
日経225先物はシカゴ先物にサヤ寄せする形で、やや売りが先行して始まりそうだ。もっとも、前日の日中取引で1320円高と大きく上昇し、75日移動平均線(6万6630円)を突破してボリンジャーバンドの+2σ(6万7270円)に接近していた。さらにナイトセッションでは一時6万7820円まで買われ、6万7460円まで切り上がってきた+2σを突破する場面もみられた。短期的には利食いに伴うロングの解消が入りやすいところだろう。週足では、13週線(6万5670円)と+1σ(6万7280円)での推移から+1σを上回る場面もみられた。
なお、マイクロン・テクノロジーが30日に発表した2026年6~8月期決算は、売上高・1株利益が市場予想を上回った。AI(人工知能)データセンター向け半導体の需要の強さやメモリー価格の上昇が収益を押し上げた。時間外取引では一時2%あまり上昇した後に下落に転じるなど荒い値動きをみせたが、小幅に上昇している。
日経225先物は+2σ水準ではショートも入りやすいとみられ、押し目待ちのロング対応としつつ、その後のカバー狙いに向かわせよう。前日の大幅な上昇に対する調整が入ったとしても、ナイトセッションでは6万7000円水準での底堅さが意識されていたこともあり、押し目待ちの買い意欲は強そうだ。
+1σ(6万6380円)と+2σとのレンジになるが、節目の6万7000円を割り込んだとしても、75日線が位置する6万6630円辺りも支持線として意識されやすい。下値の堅さから早めのカバーに向かわせることで、+2σに沿ったトレンドになりそうだ。もっとも、+2σ突破から一気に+3σ(6万8540円)へのバイアスが強まる展開は考えにくく、+2σ突破からは短期的なショートでの対応になろう。そのため、オプション権利行使価格の6万6750円から6万7750円のレンジを想定する。
30日の米VIX指数は16.34(29日は16.04)に上昇した。一時15.62と25日線(15.63)水準まで下げる場面もみられたが、原油高や長期金利の上昇が警戒されるなかで75日線(16.26)を上回って終えた。足元での25日線と75日線とのレンジ推移の範囲ではあるが、市場心理をやや神経質にさせよう。
30日のNT倍率は先物中心限月で16.27倍(29日は16.18倍)に上昇した。一時16.35倍と、+2σ(16.31倍)を上回る場面もみられた。+2σまでの上昇を経て、いったんはNTロングを巻き戻すリバランスに向かわせそうだ。同バンドを上抜けて75日線(16.48倍)が意識されてきそうだが、+3σ(16.48倍)が同水準に位置していることもあり、リバランスが入りやすいとみておきたい。
株探ニュース