三菱電機などが独昇降機の欧州事業買収を検討
三菱電機<6503>など複数の企業がドイツの大手昇降機メーカー、TKエレベーターの欧州事業買収を検討していると伝わった。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。買収額は50億ユーロ(約8820億円)を超える可能性があるとしている。フジテック<6406>も買い手候補の1つとなっているほか、投資ファンドも関心を示す可能性があるという。
TKエレベーターを巡っては、フィンランドの同業大手コネが4月に約5.5兆円規模で買収すると発表していた。その際にコネは独占禁止法当局の承認を得るため、欧州事業は売却する方針。
関係者によると、最終的な買収価格は、欧州委員会の独占禁止当局との交渉により事業の売却対象範囲が固まってから決まる見通し。協議は初期段階で、三菱電機などが正式な入札に進むかどうかは決まっていない。
欧州は古い建造物が多く、エレベーターの保守やリニューアルの需要が大きい。日本勢は同地域での事業拡大を図っている。
三菱電機は今年4月、販売・保守を手がけるアイルランドの会社を買収すると発表。同社はエレベーターを含めたビルシステム事業を重点成長事業と位置付け、傘下の三菱電機ビルソリューションズと共に欧州地域で事業拡大を進めている。
株探ニュース