クラウン、決算受け下落 第4四半期の1株利益の見通しが予想下回る=米国株個別
(NY時間10:15)(日本時間23:15)
クラウン<CCK> 110.49(-4.41 -3.83%)
容器メーカーのクラウン<CCK>が下落。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、株価は冴えない反応。第4四半期の1株利益の見通しが予想を下回ったほか、通期の1株利益の見通しを従来のレンジを縮小するに留めている。
同社は声明で「強固な財務基盤を背景に、魅力的な既存事業の成長機会への投資と株主還元を両立させていく」としている。「第3四半期の世界全体の飲料缶出荷数量は6%超増加。アジアでの2桁増、北米での6%増、欧州全体での4%増が成長をけん引した」とも述べた。
また、売上高の伸びほど利益が伸びていない点も指摘されている。第3四半期の売上高は約16%増となったものの、そのうち4.05億ドルはアルミなど原材料価格上昇分の顧客への転嫁によるものでで、セグメント利益は前年の4.90億ドルから4.84億ドルへ減少した。同社は、飲料缶の販売数量増加によるプラス効果が原材料などのコスト増によって相殺されたと説明している。
(7-9月期・第3四半期)
・1株利益(調整後):2.39ドル(予想:2.26ドル)
・売上高:37.1億ドル 16%増(予想:34.4億ドル)
米州:17.0億ドル(予想:15.9億ドル)
欧州:7.72億ドル(予想:6.82億ドル)
アジア太平洋:3.21億ドル(予想:2.88億ドル)
輸送用包装:5.20億ドル(予想:5.33億ドル)
その他:3.98億ドル(予想:3.59億ドル)
・欧州飲料営業利益:1.09億ドル(予想:1.12億ドル)
・アジア太平洋営業利益:4600万ドル(予想:4560万ドル)
(10-12月期・第4四半期見通し)
・1株利益(調整後):1.63~1.73ドル(予想:1.80ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):8.35~8.45ドル(従来:8.30~8.50ドル)(予想:8.41ドル)
・FCF(調整後):9.5億ドル以上
【企業概要】
幅広いエンドマーケット向けに輸送・保護包装製品、機器、サービスを提供する。飲料・食品・エアゾール業界向けにアルミニウム・スチール製の缶・蓋、紙、プラスチックなど多様な素材を用いた幅広い輸送包装製品を提供するほか、自動化・機器技術、保護包装ソリューション、スチールやプラスチック製の消耗品などを手掛ける。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース