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米住宅市場の低迷深刻化 住宅ローン金利上昇で需要・供給ともに落ち込む

経済
2026年10月20日 23時51分

*米住宅着工件数(9月)21:30

結果 122.1万件

予想 130.5万件 前回 128.8万件(127.5万件から修正)

*米中古住宅仮契約件数(9月)23:00

結果 -7.3%

予想 -0.5% 前回 0.3%(前月比)

きょう発表された9月の米住宅関連指標は、いずれも市場予想を大きく下回った。住宅ローン金利が約3年ぶりの高水準まで上昇する中、借り入れコストの増加が住宅購入需要を冷やし、販売不振を警戒する建設業者も新規着工を抑制。金利上昇の影響が住宅市場の需要と供給の双方に広がっていることが浮き彫りとなった。

9月の米住宅着工件数は前月比5.2%減の年率122万1000件と、予想の130万5000件を大きく下回り、4カ月ぶりの低水準となった。一戸建て住宅の着工件数は4.6%減と1年ぶりの低水準となり、先行指標となる建設許可件数も2023年初頭以来の低水準に落ち込んだ。住宅ローン金利の上昇で購入希望者が減少する中、建設業者は高水準の在庫を抱え、新たな住宅建設に慎重になっている。

一方、9月の米中古住宅販売成約指数も66に低下し、2001年の統計開始以来の過去最低を記録した。市場予想も大幅に下回った。同指標は、中古住宅販売件数の先行指標として注目される。

住宅ローン金利はイラン紛争開始以降に上昇基調を強め、現在は約3年ぶりの高水準にある。住宅価格も高止まりする中、毎月のローン返済負担が増加し、購入希望者が住宅取得を先送りする動きが強まっている。全米不動産業者協会(NAR)のユン首席エコノミストも「金利の急上昇で市場環境が悪化し、買い手も売り手も金利低下を待って様子見している可能性がある」と指摘した。

住宅建設の低迷は過去6四半期のうち5四半期で米経済成長の重しとなっている。住宅ローン金利の高止まりが続けば、購入需要の減少が販売不振や在庫の積み上がりを招き、新規着工の抑制を通じて住宅投資と米景気全体への下押し圧力が一段と強まる可能性がありそうだ。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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