キャピタル・ワン、決算受け上昇 NII、NIMとも予想上回る=米国株個別
(NY時間10:08)(日本時間23:08)
キャピタル・ワン<COF> 209.31(+7.75 +3.85%)
クレジットカードや自動車ローンなど金融サービスのキャピタル・ワン<COF>が上昇。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、経常収益とも予想を上回った。純受取利息(NII)、純金利マージン(NIM)も予想を上回っている。経費抑制も寄与した。
アナリストは「明らかに非常に好調な四半期だった。貸倒引当金とNIMが好内容だった」と指摘している。米国では高金利が続く一方、イラン紛争によってガソリン価格が上昇しており、消費者の健全性が注視されている。9月の米消費者物価(CPI)は燃料価格の急騰を背景に、過去5カ月で最も速いペースで上昇していた。
フェアバンクCEOは「信用状況は非常に良好だ」と述べている。「延滞率はここ数カ月、季節的な変動に沿った動きとなっており、季節的な傾向を下回る改善が続いているわけではない。それでも、総合的に見れば信用状況は非常に良好だと考えている」と説明した。
(7-9月期・第3四半期)
・1株利益(調整後):6.69ドル(予想:5.43ドル)
・経常収益:163.4億ドル 6.1%増(予想:162.5億ドル)
・純受取利息(NII):128.9億ドル 3.9%増(予想:127.5億ドル)
・非金利収入:34.6億ドル 17%増(予想:35.0億ドル)
・純金利マージン(NIM):8.41%(予想:8.24%)
・貸倒引当金:29.2億ドル(予想:36.4億ドル)
・貸倒償却額:31.0億ドル(予想:34.1億ドル)
・クレジットカード貸倒償却率:4.01%(予想:4.27%)
・自動車ローン貸倒償却率:1.59%(予想:1.59%)
・クレジットカード延滞率:3.74%(予想:3.76%)
・1株当たり有形純資産:102.72ドル(予想:106.91ドル)
・預金残高:4807億ドル(予想:4903億ドル)
・投資目的保有貸出金残高:4625.3億ドル(予想:4616.2億ドル)
【企業概要】
米国・英国・カナダなどにおいて、子会社のデジタルチャネル・支店・カフェやその他の流通チャネルを通じて、消費者・中小企業・商業顧客に幅広い金融商品とサービスを提供する。預金サービス、消費者向け融資商品のほか、資産運用・投資用不動産売買仲介・財務管理・クレジットカード事業などを行う。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース