アボット・ラボ、決算受け下落 通期既存事業売上高の見通し下方修正=米国株個別
(NY時間12:34)(日本時間01:34)
アボット・ラボ<ABT> 99.06(-3.40 -3.31%)
ジェネリックや医療機器など広範なヘルスケア製品を手掛けるアボット・ラボラトリーズ<ABT>が下落。取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想範囲内となった。通期のガイダンスでは1株利益の予想レンジを従来から縮小するに留めたほか、既存事業売上高の見通しを下方修正した。
同社はまた、栄養食品事業を分離する意向を発表。分離後の新たな栄養食品会社のCEOにサルバドリ氏が就任する予定。
アナリストからは「全体として強弱まちまちの内容だった」との評価が出ている。また、栄養食品事業の分離については、過去の製品を巡る製造物責任問題に加え、米国の低所得層向け母子栄養支援制度(WIC)の州政府契約の獲得・維持に不安定さがあることを踏まえれば、驚きではないとの見方を示した。ただ、通期の既存事業売上高の見通しを下方修正したことで、発表が霞んでいると述べている。
(7-9月期・第3四半期)
・1株利益(調整後):1.42ドル(予想:1.42ドル)
・売上高:130.1億ドル 14%増(予想:130.0億ドル)
栄養食品:22.6億ドル 5.1%増(予想:22.1億ドル)
診断薬・機器:33.1億ドル 47%増(予想:32.8億ドル)
既存医薬品:16.1億ドル 6.8%増(予想:16.2億ドル)
医療機器:58.3億ドル 6.9%増(予想:58.8億ドル)
糖尿病ケア:21.9億ドル 6.2%増(予想:22.1億ドル)
・既存事業売上高:7%増
(10-12月期・第4四半期見通し)
・1株利益(調整後):1.62~1.67ドル(予想:1.64ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):5.50~5.55ドル(従来:5.45~5.60ドル)
・既存事業売上高:約6%増(従来:6.5%増)
【企業概要】
広範なヘルスケア製品を開発・製造・販売する。幅広いブランドのジェネリック医薬品、成人・小児用の各種栄養製品、ラボラトリー診断薬をはじめとする診断システムと検査、心血管疾患治療のための医療機器、糖尿病ケア・持続血糖モニタリング製品などを扱うほか、がん検診・診断分野へも参入し、サービスの提供に取り組む
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース