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ロッキード、好決算受け上昇 地政学的緊張の高まりに伴う防衛支出拡大=米国株個別

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2026年10月22日 23時44分

(NY時間10:44)(日本時間23:44)

ロッキード<LMT> 588.14(+36.63 +6.64%)

ロッキード・マーチン<LMT>が上昇。取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。フリーキャッシュフロー(FCF)も予想を上回っている。また、受注残は2920億ドルと過去最高を記録。そのうち525億ドルは、PAC-3MSE(ミサイル・セグメント強化型)迎撃ミサイルの複数年生産契約に関連するものだとしている。ガイダンスも公表し、通期見通しを上方修正した。

タイクレットCEOは「事業全体で持続的な業績改善が進んでいることを背景に売上高、1株利益、FCFの見通しを引き上げた」と説明。見通し上方修正は2四半期連続となる。なお、F-35戦闘機の第20ロット以降の生産契約については、米政府との交渉を継続しているとしている。

同社は、世界的な地政学的緊張の高まりに伴う防衛支出拡大を受け、通期見通しを上方修正した。イランやウクライナにおける紛争の長期化を背景に、ミサイル・射撃管制部門の営業利益は24%増と好調に推移。同社は7月に地対空迎撃ミサイル「パトリオット」の生産量を約3倍に増やす7年総額約540億ドルの大型契約を獲得。さらに米国防総省からは、THAAD迎撃ミサイルの生産4倍化に向けた350億ドルの契約や、F-35戦闘機を少なくとも850機追加購入する最大規模の計画も発表された。

パトリオットの年間生産量は2000発の目標に向けて月間約80発体制まで拡大。THAADの生産量も前年比50%増加した。

アナリストは「決算は好調で、特に注目度の高いミサイル・射撃管制部門について、成長面で期待を裏切らなかった」と評価。また、米国防総省とのF-35戦闘機に関する合意については「F35の生産が長期的に確保されることは、同社にとってプラスと捉えている」と指摘。さらに「今回の合意は、第2次トランプ政権下でも、F-35のような高度な有人航空機を含む高性能兵器システムへの需要が持続していることを改めて示している」との見方を示した。

(7-9月期・第3四半期)

・1株利益:7.97ドル(予想:7.51ドル)

・売上高:207.1億ドル 11%増(予想:204.7億ドル)

ミサイル・火器管制:45.0億ドル 24%増(予想:43.2億ドル)

航空機:82.1億ドル 13%増(予想:80.8億ドル)

回転翼機・ミッションシステム:46.1億ドル 3.2%増(予想:46.1億ドル)

宇宙:34.9億ドル 3.8%増(予想:35.4億ドル)

・営業利益:24.4億ドル(予想:24.0億ドル)

・FCF:30.0億ドル(予想:17.5億ドル)

・受注残高:2919.8億ドル(予想:2315.3億ドル)

・F-35戦闘機の納入機数:43機

(通期見通し)

・1株利益:約30.35~30.75ドル(従来:約29.95~30.65ドル)(予想:30.33ドル)

・売上高:約800.0~820.0億ドル(従来:約797.5~817.5億ドル)(予想:809.9億ドル)

・事業部門営業利益:約85.8~86.8億ドル(従来:約85.0~87.0億ドル)

・FCF:約78.0~80.0億ドル(従来:約70.0~72.0億ドル)(予想:71.4億ドル)

・設備投資:約21.0~23.0億ドル(従来:約20.0~24.0億ドル)(予想:22.8億ドル)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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