モデルナが大幅安 臨床試験結果が正式発表前に流出した可能性が浮上=米国株個別
(NY時間14:18)(日本時間03:18)
モデルナ<MRNA> 187.03(-58.78 -23.91%)
メルク<MRK> 148.28(-1.60 -1.07%)
モデルナ<MRNA>が大幅安となったほか、メルク<MRK>も下落。両社が共同開発する個別化悪性黒色腫(メラノーマ)ワクチンについて、注目されていた臨床試験結果が週末の正式発表を前に流出した可能性が浮上したことが背景。
両社は8月、患者ごとに個別化したワクチンをメルクの主力がん免疫療法薬「キイトルーダ」と併用することで、悪性黒色腫の再発リスクが統計的に有意かつ臨床的に意味のある水準で低下したと発表していた。
この発表を受けて当時モデルナの株価は急騰したものの、具体的な試験データは明らかにされていなかった。結果の詳細は土曜日にマドリードで開催される欧州臨床腫瘍学会(ESMO)で発表される予定となっている。
ところが本日、開発中のワクチン「インティスメラン・オートジーン」に関する試験データとされる情報が、真偽未確認の情報源からX上に出回り始め、モデルナとメルクの株価を押し下げた。
そのうちの1つのアカウントは、オンコロジー・セントラルの記事とされる情報を投稿し、がんの再発または死亡のリスクが42%低下したと伝えた。ただ、投稿に記載されたウェブリンクは閲覧できない状態だった。
一方、過去に実施された別の臨床試験では、同ワクチンとキイトルーダの併用によって、がんの再発または死亡のリスクが49%低下し、遠隔転移または死亡のリスクは59%低下したと報告されていた。ただし、過去の試験は患者集団や観察期間が異なるため、今回の結果と直接比較することはできない。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース