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アメックス、決算受け下落 カード利用額が予想下回る 5%の人員削減を発表=米国株個別

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2026年10月23日 23時12分

(NY時間10:09)(日本時間23:09)

アメックス<AXP> 316.79(-8.39 -2.58%)

アメックス<AXP>が下落。取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益は予想を上回ったものの、経常収益は予想を下回った。ガイダンスも公表し、1株利益の見通しを上方修正している。株価は冴えない反応。ネットワーク取扱高とカード利用額がともに予想を下回った。

同社はまた、世界全体の従業員数を5%削減すると発表。スクエリCEOは増加するコスト抑制を図っており、同社の従業員数7万8000人のうち、今回の削減対象は約3500人に上る。「今回の人員削減は組織の機動性と効率性を高め、管理階層を減らして意思決定を迅速化する狙いがある」と説明した。

同社は富裕層向けプレミアムカード会員の獲得と維持を巡り、継続的な競争圧力にも直面している。その対応策として、一部のカードのサービス内容を刷新しており、昨年はプラチナカードに多数の新たな特典を追加した。今月初めには、エアビー&ビー<ABNB>と提携し、同社の旅行予約サイトで扱う一部の高級宿泊施設について、カード会員向けの年間宿泊クレジットの対象にすると発表した。

こうした取り組みは全体のコスト増加に繋がっている。第3四半期の費用は約9%増の145億ドルとなった。ただ、予想の148億ドルは下回った。会員向けポイントなどの特典関連費用は10%増加し、マーケティング費用も11%増加した。

スクエリCEOはプレミアムカード会員の獲得競争について「非常に競争が激しい状況が続いている。今後も厳しい競争が続くと想定している」と述べた。

アナリストは「表面的には好決算だが、詳細を見ると、内容はまちまちだ」と評している。今回の決算は、グローバル・ビジネス・トラベルの保有株式売却も影響。この売却によって税引き後7億5100万ドルの利益が発生した。アメックスはその一部を、経営効率化に伴う税引き後2億5300万ドルの事業再編費用に充当する。

一方、同社はマネーロンダリング(資金洗浄)対策の違反により、3億5000万ドルの制裁金にも直面している。米通貨監督庁(OCC)とFRBは今月初め、同社の資金洗浄対策システムに不備があったとして行政処分を発表した。

同社は当時、制裁金によって従来の2026年通期見通しや27年の見通しが影響を受けることはないと説明した。また、今回の処分には同社の資産規模に対する上限規制は含まれていないとしている。

(7-9月期・第3四半期)

・1株利益:5.42ドル(予想:4.49ドル)

・経常収益:200.6億ドル(予想:201.2億ドル)

加盟店手数料:101.7億ドル(予想:101.8億ドル)

カード年会費(純額):29.7億ドル(予想:29.8億ドル)

・貸倒引当金繰入額:10.0億ドル

・ネットワーク取扱高:5179億ドル(予想:5196億ドル)

・カード利用額:4540億ドル(予想:4569億ドル)

・総費用:145.0億ドル(予想:148.1億ドル)

・カード会員向け報酬費用:50.9億ドル(予想:51.1億ドル)

・カード会員向け貸付残高:2210.7億ドル(予想:1588.4億ドル)

(通期見通し)

・1株利益:18.30~18.60ドル(従来:17.30~17.90ドル)

・経常収益:10%増の見通しを維持

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

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