アードバークが48%急落 FDAが試験の一時停止措置解除も有効性改善が限定的だった点を嫌気=米国株個別
(NY時間10:43)(日本時間23:43)
アードバーク<AARD> 2.03(-1.92 -48.61%)
バイオ医薬品のアードバーク<AARD>が急落。プラダー・ウィリー症候群(PWS)に伴う過食症状を対象とする経口低分子治療薬「ARD-101」について、FDAが臨床試験の一時停止措置を解除したと発表した。これにより、臨床開発の再開が可能となった。
ただ、好材料ではあるものの株価は急落。公表したフェーズ3試験の探索的データで有効性の改善が限定的だったことが嫌気されている模様。試験は予定90人のうち67人で早期終了しており、有効性について確定的な結論を出せないほか、投与中止後には症状スコアがほぼベースラインに戻った。
FDAは2026年5月、ARD-101の第3フェーズ臨床試験「HERO」と非盲検延長試験(OLE)を一時停止していた。同社はそれに先立つ2月、健康な被験者に可逆的な心電図(ECG)の変化が認められたことを受け、投与を自主的に中断していた。
その後に実施した新たな心電図試験では、ARD-101を1回200mgおよび400mg、1日2回投与した際に心臓関連の有害事象は認められなかった。
同社は試験のデザインについてFDAとさらに協議し、合意を得たうえで、PWS患者を対象とするARD-101の臨床試験を再開する方針。
【企業概要】
代謝性疾患治療のための恒常性経路を活性化する新規低分子治療薬を開発する臨床段階のバイオ医薬品会社。プラダーウィリー症候群および代謝性疾患の治療を目的として空腹感を抑制するように設計された新規低分子治療薬を開発するほか、空腹感に関連する疾患への治療応用、食欲抑制療法との併用の可能性も研究。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース