ワールプールが決算 数十年ぶりの通期赤字見通し 株価は小幅安=米国株個別
(NY時間11:24)(日本時間00:24)
ワールプール<WHR> 26.33(-0.13 -0.47%)
ワールプール<WHR>が前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株損益が予想外の赤字となったほか、売上高も予想を下回った。北米部門の家電が不調だった。通期ガイダンスも公表し、従来の黒字見通しを赤字に下方修正したほか、売上高も下方修正した。通期見通しの下方修正は今年3度目となり、通期の赤字見通しは数十年ぶり。家庭用電化製品の需要が低迷するなか、業績回復が想定以上に遅れていることを理由に挙げた。
同社は利益率改善に向けてコスト削減や製品価格の引き上げを進めているものの、ビッツァーCEOは、業績回復が予想よりも遅れていると説明。北米における家電業界全体の需要低迷が重しとなった。
同社は財務レバレッジの引き下げにも取り組んでいるが、米住宅市場の低迷や消費者心理の悪化がその妨げとなっている。住宅購入や生活費の負担増に対する懸念が、家庭用電化製品への支出を引き続き圧迫している。
ただ、株価は小幅安に留まっている。
(7-9月期・第3四半期)
・1株損益:0.21ドルの赤字(予想:0.76ドルの黒字)
・売上高:36.8億ドル(予想:39.1億ドル)
北米:25.0億ドル(予想:27.5億ドル)
中南米:8.58億ドル(予想:8.42億ドル)
・EBIT:9700万ドル(予想:1.76億ドル)
(通期見通し)
・1株損益:1.30ドルの赤字(従来:2.50~3.00ドルの黒字)(予想:1.12ドルの黒字)
・売上高:約145.0億ドル(従来:約150.0億ドル)(予想:147.7億ドル)
・営業キャッシュフロー:約7.00億ドルを維持(予想:5.22億ドル)
【企業概要】
Whirlpool・KitchenAid・Maytag・JennAirなどを含むブランドを通じて、小型・大型家庭用電化製品・業務用電化製品を製造・販売する。主な製品は、冷蔵庫・食洗器・調理家電などで、スマートホームアシスタントによる音声制御・食品認識など、コネクテッド製品にも注力する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース