NXP、決算受け下落 自動車からの需要回復が停滞しつつあるとの懸念が広がる=米国株個別
(NY時間09:36)(日本時間22:36)
NXP<NXPI> 244.93(-8.57 -3.38%)
オランダの半導体、NXPセミコンダクターズ<NXPI>が下落。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。
ただ、株価は冴えない反応。第4四半期のガイダンスも公表し、売上高見通しが予想を若干下回ったことが嫌気されている模様。自動車業界からの半導体需要の回復が停滞しつつあるとの懸念が広がった。
ソトマヨールCEOは業績回復に向けた取り組みを進めているが、自動車メーカーはパンデミックによる混乱を受けて半導体の在庫を積み増しており、その影響でNXPが属する半導体市場は長期に渡る低迷に陥っていた。
アナリストは「今回の決算はまずまずの内容に過ぎない」と評価。その上で「他の半導体メーカーでは自動車メーカーからの需要回復の恩恵が確認されている一方、同社は同様の恩恵を十分に受けられていない可能性がある」と指摘した。
(7-9月期・第3四半期)
・1株利益(調整後):4.20ドル(予想:4.12ドル)
・売上高:37.9億ドル 19%増(予想:37.5億ドル)
自動車:20.7億ドル 13%増(予想:20.6億ドル)
産業・IoT:8.02億ドル 39%増(予想:8.06億ドル)
モバイル:4.11億ドル 4.4%減(予想:4.06億ドル)
通信インフラ・その他:5.03億ドル 54%増(予想:4.93億ドル)
・粗利益率(調整後):58.6%(予想:58.5%)
・営業利益(調整後):14.1億ドル(予想:13.8億ドル)
・設備投資:5000万ドル(予想:1.11億ドル)
・FCF(調整後):12.1億ドル(予想:9.98億ドル)
(10-12月期・第4四半期見通し)
・1株利益(調整後):4.14~4.58ドル(予想:4.36ドル)
・売上高:37.5~39.5億ドル(予想:38.7億ドル)
・粗利益率(調整後):58.5~59.5%(予想:59.0%)
・営業利益(調整後):13.7~15.1億ドル(予想:14.5億ドル)
・営業利益率(調整後):36.6~38.3%(予想:37.7%)
【企業概要】
組み込みプロセッシング、暗号セキュリティ、無線周波数(RF)、ミックスドシグナル、デジタル信号処理等の各分野で、最先端の半導体ソリューションを開発・製造・販売する。マイクロコントローラー・通信プロセッサー・接続チップセット等の製品は、自動車・産業IoT・通信インフラやその他のアプリケーションで使用される。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース