ウェンディーズが大幅高 トライアンが約14億ドルでの買収を提案=米国株個別
(NY時間09:38)(日本時間22:38)
ウェンディーズ<WEN> 7.11(+0.97 +15.72%)
ファストフードチェーンのウェンディーズ<WEN>が大幅高。著名投資家のペルツ氏率いるトライアンが主導しているグループが同社に対し、約14億ドルでの買収を提案したと伝わった。ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が関係者の話として伝えた。ウェンディーズの長年の大株主であるトライアンは、1株7.35ドルの現金による買収を提案。前日終値から約20%高い水準。
買収グループには、レストラン運営のフリンのほか、投資会社ブルーファイブとシックス・ストリートが参加している。法的拘束力のない今回の提案は、水曜日午前中に規制当局への提出書類で公表される見通し。
同社の火曜日終値時点の時価総額は約12億ドル。同社株は過去5年間で約70%下落。事業運営上の失策が客足の減少や業績悪化に繋がったほか、最近では外食産業全体も厳しい環境に置かれている。
関係者によると、トライアンはウェンディーズは重大な転換点にあると判断しているという。経営再建には多額の設備投資が必要で、複雑かつ数年に及ぶ改革は非上場企業として進める方が容易だと考えているという。
ウェンディーズは5月、元COOのライト氏をCEOに迎えると発表。同氏は、サンドイッチチェーンのポットベリーでCEOを務めていた。
ライト氏は就任後、コスト削減を優先したことで食材の品質が低下し、サービスにもばらつきが生じたほか、値引き販売への依存度が高まり過ぎたと指摘。こうした失策により、ウェンディーズは米国内の大手ハンバーガーチェーンの売上高ランキングで、バーガーキングに抜かれて2位の座を失った。
ペルツ氏は長年にわたりウェンディーズの主要株主となっており、トライアンは関連当事者と合わせて現在約16%の株式を保有し、取締役会にも関与している。
【企業概要】
高品質の料理を提供する個性的なクイックサービスレストランシステムの運営・開発・フランチャイズ事業を行う。米国内外でファーストフードレストランを展開し、ハンバーガー、チキンサンドイッチ、チキンナゲット、フライドポテト、サラダ、ソフトドリンクなど多様なメニューを店舗とテイクアウトで提供する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース