マイクロソフト、決算受け時間外で上昇 アジュールが引き続き好調で巨額投資を正当化=米国株個別
(NY時間17:01)(日本時間06:01)時間外
マイクロソフト<MSFT> 543.36(+12.35 +2.33%)
マイクロソフト<MSFT>が時間外で上昇。引け後に7-9月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。クラウド事業の売上高が予想を上回り、AIへの巨額投資が引き続き収益拡大に繋がっていることが示された。
注目度の高いクラウドサービス「アジュール」の売上高が48%増加し、予想の44%増を上回った。全体の売上高も19%増となり予想の17%増を超えている。
同社はAI機能を組み込んだ業務用アプリケーションの販売や、アジュールを通じたAIモデルへのアクセス提供によって、AI投資の収益化を進めている。これまで同事業は計算能力の不足が成長の制約となってきた。同社はデータセンターの大規模な増強計画を進めているが、投資家からは巨額の支出に見合う成果を示すよう求める圧力が強まっている。
第1四半期の設備投資額は30%増の452億ドルとなった。データセンターへの投資規模を測る重要な指標となっている。同社はこれまでに、今年の暦年ベースの設備投資額が1750億ドルに達するとの見通しを示しているが、アナリストは「引き続き最も責任ある投資姿勢を維持している」と評価している。
同社は月曜日に全従業員の約4分の1に相当する6万人を対象に希望退職を募集すると発表。AI投資の拡大によって社内の他部門の予算が圧迫されるなか、同社はここ数年で数万人規模の人員削減を進めている。
(7-9月期・第1四半期)
・1株利益(調整後):4.89ドル(予想:4.73ドル)
・売上高:922.8億ドル(予想:906.3億ドル)
エージェント・インフラ:768.0億ドル(予想:756.1億ドル)
アジュール:331.7億ドル(予想:322.4億ドル)
マイクロソフト365:277.8億ドル(予想:274.8億ドル)
生産性・サーバーライセンス:84.1億ドル(予想:84.9億ドル)
業界向けソリューション:53.4億ドル(予想:52.8億ドル)
フロンティア・サポートサービス:21.1億ドル(予想:21.0億ドル)
デバイス・コンシューマー:154.8億ドル(予想:150.4億ドル)
検索・広告:65.5億ドル(予想:63.9億ドル)
Xbox:53.8億ドル(予想:51.2億ドル)
ウィンドウズOEM・デバイス:35.5億ドル(予想:36.0億ドル)
マイクロソフト・クラウド:639.0億ドル(予想:616.2億ドル)
・営業利益:459.2億ドル(予想:439.2億ドル)
・設備投資:393.7億ドル(予想:459.3億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース