高市首相、12月からガソリン補助金を段階的に縮小 毎月1リットル5円ずつ
高市首相は29日、12月から春先に向けてガソリン補助金を段階的に縮小する考えを示した。昨年1-3月に行った電気・ガス代支援は12月から前倒しで開始する。
政府は、ガソリンの店頭価格を1リットル170円に抑制するための補助を行っているが、12月から基準価格を毎月5円ずつ引き上げる。引き上げの期間や補助金の完全終了の見通しについては「予断をもって申し上げることはしない」とし、価格動向を注視しながら判断するとした。
前倒しで実施する電気・ガス代支援については、標準的な家庭で12-2月で計7000円程度の負担引き下げ効果を実現できるとした。3月については、気候やエネルギー価格の動向などを踏まえ対応を検討する。
ガソリン補助を巡っては、中東の不安定な状況が長期化する中、持続可能性を疑問視する声が与野党から上がっていた。高市首相は、国内のガソリン価格はフランスやドイツ、米国を下回り、国際的に低い水準となっていると成果を強調。一方、足元では「税金を1日当たり100億円を超えるペースで使用して価格を抑えている」と背景を説明した。
一方、政府の財政負担が限界に近づいているという判断なのかという問いに対しては「そういう判断ではない」と否定。「より必要なところにお金を入れていくという判断だ」と述べた。
国会では来年4月からの飲食料品にかかる消費税引き下げに向けた法案の審議が行われている。高市首相は「日本の飲食料品価格は国際的に比較しても高く、消費税率の引き下げが必要だ」と述べ、「あらゆる方向から、切れ目ない物価高対策のベストな姿を追求したい」と語った。
株探ニュース