ADTが大幅高 クシュナー氏の弟が率いるスライブが買収で合意=米国株個別
(NY時間14:47)(日本時間03:47)
ADT<ADT> 9.93(+2.52 +33.94%)
スライブ<THRY> 1.23(-0.05 -3.91%)
ホームセキュリティのADT<ADT>が大幅高。ベンチャーキャピタル(VC)のスライブ<THRY>が同社を76億ドルで買収することで合意した。全額現金での買収となる。
スライブにとっては過去最大級の投資。スライブはADT株1株につき10ドルを支払う。今回の取引でADTの企業価値は153億ドルと評価。アポロ・グローバル<APO>の関連会社が運用するファンドが買収資金を提供。
昨年設立されたスライブは、会計事務所など従来型のサービス事業者を対象にAI導入を推進する企業を育成・運営するほか、そうした企業への投資も手がける。恒久的な資本を運用する会社として設立されており、一般的なプライベートエクイティー(PE)に比べ、投資先を長期に渡って保有・運営できる。創業者のジョシュ・クシュナー氏は、トランプ大統領の娘婿ジャレッド・クシュナー氏の弟。
150年以上の歴史を持つADTは、スライブとの統合を通じ、顧客向けの新サービス開発を進められるとしている。ADTのデブリーズCEOは「スライブの長期資本とテクノロジー分野の専門知識を得ることでイノベーションを加速し、顧客体験を向上させ、より多くの家庭や企業に一段の安心を届ける新たな機会を得る」と述べた。
【企業概要】
米国で住宅や中小企業向けに、セキュリティ・インタラクティブ・スマートホームソリューションを提供する。防犯アラーム、スマートセキュリティカメラ、スマートホームオートメーションシステム、ビデオ監視システム等の製品を提供するほか、監視センターの運営、フィールドオフィスやコールセンター業務にも携わる。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース