アマゾン、決算受け時間外で下落 AI投資の拡大と主力事業の成長鈍化が投資家の懸念を強める内容=米国株個別
(NY時間16:56)(日本時間05:56)時間外
アマゾン<AMZN> 226.60(-17.19 -7.05%)
アマゾン<AMZN>が時間外で下落。株価は一時2桁の下げを記録。引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を下回った。AWSは好調だったものの、eコマースが冴えなかった。広告サービスも予想を下回っている。
AWSは6四半期連続で成長が加速した一方、eコマースの売上高は2%増の685億ドルに留まり、伸び率は2023年初め以来の低水準となった。AWSはオープンAIやアンソロピックなどAI企業向けの需要拡大が追い風となっている。
ガイダンスでは、通期の設備投資の見通しを約2200億ドルに据え置いたほか、年末商戦にあたる第4四半期の売上高及び営業利益の見通しが予想を下回った。eコマース事業の早期回復が見込みにくいことを示唆している。
第3四半期は設備投資関連の支出が770億ドル超と予想を大幅に上回った。AI需要に対応するデータセンター建設が支出を押し上げ、フリーキャッシュフロー(FCF)は424億ドルの赤字となっている。一方、通期の設備投資については、従来の2200億ドルの見通しを維持。
今回の決算は、AI投資の拡大と主力事業の成長鈍化が投資家の懸念を強める内容との受け止めのようだ。
(7-9月期・第3四半期)
・1株利益:1.89ドル(予想:1.97ドル)
・売上高:2019.4億ドル(予想:2022.6億ドル)
AWS:459.8億ドル(予想:456.8億ドル)
オンラインストア:684.7億ドル(予想:696.1億ドル)
実店舗:57.1億ドル(予想:57.7億ドル)
サードパーティー販売サービス:464.9億ドル(予想:458.3億ドル)
広告サービス:196.4億ドル(予想:209.1億ドル)
サブスク:140.1億ドル(予想:138.3億ドル)
北米:1128.5億ドル(予想:1130億ドル)
海外:431.1億ドル(予想:434.3億ドル)
・営業利益:280.8億ドル(予想:260.6億ドル)
・営業利益率:13.9%(予想:12.9%)
北米:7.7%(予想:6.6%)
海外:3.7%(予想:3.6%)
・フルフィルメント費用:300.0億ドル(予想:297.1億ドル)
・サードパーティー販売業者の販売数量構成比:61%(予想:59.8%)
(10-12月期・第4四半期見通し)
・売上高:2400~2470億ドル 12~16%増(予想:2445.2億ドル)
・営業利益:285~335億ドル(予想:329.9億ドル)
・広告収入:10%台後半の増加
(通期見通し)
・現金ベースの設備投資:約2200億ドルを維持
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース