インテル、決算受け時間外で18%安 予想下回る第4四半期の見通し示す=米国株個別
(NY時間17:15)(日本時間06:15)時間外
インテル<INTC> 75.12(-16.95 -18.41%)
インテル<INTC>が時間外で大幅安。引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益は予想を上回ったものの、売上高は予想範囲内に留まった。ガイダンスも公表し、第4四半期は1株利益、売上高とも予想を下回る見通しを示している。
投資家は同社がAI需要拡大の主要な恩恵を受ける企業になると期待していたが、今回の見通しはその期待に冷や水を浴びせたようだ。
PC向け半導体の需要低迷に加え、収益性の高いデータセンター向け製品の供給制約が響いた。同社はPC市場の深刻な低迷に直面。メモリー半導体の供給不足と部品価格の高騰により、PCメーカーの生産や出荷が圧迫され、同社製プロセッサーの需要にも悪影響が及んでいる。
タンCEOはメモリー価格の急騰を問題視し「2027年には業界全体にとって非常に深刻な問題になる」と警告。同社はPC市場の低迷が少なくとも27年上期まで続くと予想している。市場規模は26年の12%減に続き、27年も10%縮小する見通しを示した。
データセンター・AI部門の売上高は78%増の73億ドルと急拡大した一方、PC向け半導体を手掛けるクライアント部門は5%減の81億ドルだった。AIブームによるデータセンター投資の拡大がサーバー向け半導体の需要を押し上げる一方、メモリー不足を通じてPC市場を圧迫する構図となっている。
アナリストは「サーバー向けプロセッサーの需要は急増しているが、今回の弱い見通しは、旺盛な需要だけでは短期的な課題、特に従来のパソコン事業の低迷を克服できないことを示している」と指摘した。
(7-9月期・第3四半期)
・1株利益(調整後):0.52ドル(予想:0.41ドル)
・売上高:165.1億ドル 21%増(予想:165.4億ドル)
・粗利益率(調整後):44.1%(予想:42.1%)
インテル製品:154.2億ドル 22%増(予想:155.5億ドル)
データセンター・AI:73.2億ドル 78%増(予想:66.7億ドル)
クライアント・コンピューティング:81.0億ドル 5.1%減(予想:88.2億ドル)
インテル・ファウンドリー:67.0億ドル 58%増(予想:61.2億ドル)
その他:6.92億ドル 30%減(予想:6.70億ドル)
・営業利益(調整後):32.3億ドル(予想:27.0億ドル)
・営業利益率(調整後):19.6%(予想:16.5%)
・FCF(調整後):16.4億ドル(予想:29.8億ドル)
・研究開発費:34.9億ドル(予想:35.0億ドル)
(10-12月期・第4四半期見通し)
・1株利益(調整後):0.25ドル(予想:0.43ドル)
・売上高:150~160億ドル(予想:170.5億ドル)
・粗利益率(調整後):38%(予想:42.8%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース