話題株ピックアップ【夕刊】(1):丸文、ストライクG、ビジ太田昭
■丸文 <7537> 2,180円 +400 円 (+22.5%) ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率トップ
丸文<7537>はストップ高。前週末10月30日取引終了後、27年3月期連結業績予想について売上高を2250億円から2360億円(前期比10.6%増)へ、営業利益を78億円から98億円(同26.2%増)へ上方修正すると発表した。配当予想も77円から100円(前期50円)に増額した。これを好感した買いが集まった。上期にデバイス事業でモビリティー向け半導体の需要が想定を上回ったことや、システム事業で産業機器分野が堅調に推移したことを織り込んだ。商品ミックスの改善による売上総利益率の向上も寄与する見込み。
■ストライクグループ <6196> 1,713円 +300 円 (+21.2%) ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率2位
ストライクグループ<6196>がストップ高の水準となる1713円に買われ年初来高値を更新。同社は前週末10月30日の取引終了後、26年9月期の連結決算発表にあわせ、27年9月期の業績予想を開示した。今期の売上高は前期比11.0%増の300億5000万円、最終利益は同10.1%増の78億6300万円を計画する。前期に続いて最高益を更新する見通し。配当予想は中間・期末40円ずつの年間80円(前期比15円増配)とし、自社株買いも発表。これらを好感した買い注文が集まった。M&A仲介を展開するストライクGは成約組数、新規受託数の更なる増加を計画し、増収増益につなげる。自社株買いは、総数300万株(自己株式を除く発行済み株式総数の5.2%)、総額40億円を上限とし、11月2日から27年8月31日の間に実施する。26年9月期業績は21日に開示した見通しと同水準となった。
■ビジ太田昭 <9658> 1,506円 +192 円 (+14.6%) 本日終値 東証プライム 上昇率3位
ビジネスブレイン太田昭和<9658>は切り返し急。新値追いとなっている。前週末10月30日の取引終了後、アクセンチュア<ACN>による同社の持ち分法適用会社グローバルセキュリティエキスパート<4417>に対するTOB(株式公開買い付け)が成立した場合、ビジ太田昭は保有するGセキュリの全株式を同社が実施する自社株取得により譲渡する契約を締結したと発表。投資の売却に伴う利益170億5400万円を計上し、税効果含め連結最終利益が222億5500万円押し上げられる見通しと説明しており、好感した買いが集まった。なお、アクセンチュアによるTOBの成立後に行う契約に基づく一連の取引の実施時期が未確定であるため、Gセキュリの自社株取得日は27年3月中の予定となっているが、業績予想の修正は行っていない。影響が見通せる状況になった時点で、速やかに修正を実施する方針。なお、現在の27年3月期の連結業績予想は売上高が436億円(前期比3.6%増)、最終利益が28億4800万円(同4.6%減)となっている。
■中国電力 <9504> 1,126円 +131.7 円 (+13.3%) 本日終値 東証プライム 上昇率4位
中国電力<9504>が切り返し急。同社は前週末10月30日の取引終了後、中電工<1941>が実施する自社株TOB(公開買い付け)に応募し、特別利益を計上する見通しとなったと発表した。これに関連し、27年3月期の業績予想を修正。最終利益予想を従来の310億円から350億円(前期比48.9%減)に引き上げたほか、中間・期末それぞれで15円としていた配当予想に関しては20円ずつの年間40円(前期比13円増配)に見直した。燃料価格の高騰による燃料費等調整期ずれ差損の拡大により、通期の営業利益と経常利益の予想は下方修正したものの、配当予想の増額を好感した買いが優勢となり、売り方の買い戻しを誘う結果となったようだ。
■コカBJH <2579> 4,304円 +434 円 (+11.2%) 本日終値 東証プライム 上昇率6位
コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス<2579>が大幅高で3連騰。同社が前週末10月30日の取引終了後に開示した26年12月期第3四半期累計(1~9月)決算は売上高が減収となったが、事業利益は前年同期比32.2%増の323億2300万円と増益を確保し、最終損益は196億2300万円の黒字(前年同期は487億3400万円の赤字)となった。業界全体が悪天候によるネガティブな影響を受けるなかで、同社は9月に値上げを実施した。金額シェアは拡大を継続し、通期の事業利益目標350億円の必達を目指す姿勢も示している。株式市場では利益重視の経営に対するポジティブな評価を受ける形となり、見直し買いを誘発。
■NGK <5333> 5,118円 +505 円 (+11.0%) 本日終値 東証プライム 上昇率7位
NGK<5333>が切り返し急。森村グループに属する碍子の世界トップメーカーで旧社名の日本ガイシで高い知名度を誇る。前週末10月30日取引終了後、27年3月期業績予想の修正を発表した。営業利益は従来予想の1070億円から1300億円(前期比37%増)に大幅増額修正し、ポジティブサプライズとなった。円安効果を追い風に自動車向けが好調だったほか、AIインフラ投資拡大を背景に半導体製造装置向け部品も高水準の需要を取り込んでいる。好業績を踏まえ株主還元も強化し、今期の年間配当は従来計画の106円から126円(前期実績は80円)に大幅に上乗せした。これらを受けて、投資資金が集中する格好となった。
■ネクセラファーマ <4565> 1,585円 +145 円 (+10.1%) 本日終値 東証プライム 上昇率8位
ネクセラファーマ<4565>は大幅高で7連騰。年初来高値を連日更新した。前週末10月30日の取引終了後、26年12月期第3四半期累計(1~9月)の連結決算を発表した。売上高が277億4200万円(前年同期比27.0%増)、営業損益が31億7500万円の黒字(前年同期は59億700万円の赤字)、最終損益が23億2800万円(同48億900万円の赤字)だったとしており、好感した買いが集まった。今期は1~9月期のマイルストーンの達成件数が前年同期の6件から10件まで拡大したうえ、製品売上高も前年同期を上回った。脳血管攣縮治療薬「ピヴラッツ」や不眠症治療薬「クービビック」の販売が大きく伸びた。加えて、複数の臨床開発プログラムの進展に伴う費用の減少や研究開発領域の絞り込みに伴う研究開発費の縮小、経費削減の取り組みによる販管費の削減なども利益を押し上げた。
■扶桑化学工業 <4368> 3,165円 +276 円 (+9.6%) 本日終値 東証プライム 上昇率9位
扶桑化学工業<4368>が反発。同社は10月30日取引終了後、27年3月期通期の連結業績予想を修正。営業利益の見通しは従来の243億円から280億円(前期比48.5%増)に引き上げた。売上高予想も858億円から930億円(同20.9%増)に上方修正。有機酸・食品添加物製剤の売り上げが伸びているほか、AI用途を中心とする半導体市場向けの超高純度コロイダルシリカの販売が好調なことが主な要因だとしている。
■日本冶金工業 <5480> 5,480円 +450 円 (+9.0%) 本日終値 東証プライム 上昇率10位
日本冶金工業<5480>は4日ぶりに大幅反発。同社はステンレス専業大手。前週末10月30日の取引終了後、27年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算の発表にあわせて、通期業績予想を上方修正した。売上高を1740億円から1770億円(前期比17.3%増)、営業利益を160億円から185億円(同68.6%増)に引き上げた。同時に期末配当予想を前回予想から45円増額の155円に変更しており、これらを好感した買いが集まった。年間配当予想は265円(前期実績は220円)となる。戦略分野である高機能材の受注環境は、半導体関連の需要拡大やオイル・ガス関連の大型プロジェクト進展などにより、良好な状況が続く。加えて、ステンレス一般材の実需も半導体関連を中心に底堅く推移する見通し。なお、9月中間期は売上高が850億4200万円(前年同期比12.3%増)、営業利益が97億600万円(同64.5%増)だった。
■四電工 <1939> 2,325円 +176 円 (+8.2%) 本日終値
四電工<1939>が大幅反発。前週末10月30日取引終了後に27年3月期の業績・配当予想の上方修正を発表。手持ち工事の現況を踏まえ今期の最終利益は減益予想から一転、79億円(前期比5.3%増)に見直し、連続最高益更新を計画する。更に年間配当予想は従来予想の84円から100円(前期比23円増配)に増額修正。配当利回りの水準が切り上がる結果となったほか、4~9月期(上期)の受注高については773億円(前年同期比38.8%増)と上期として過去最高の規模に大きく膨らんだ。将来的な収益拡大期待を高める結果となり、株価は前営業日の急落分を一気に取り戻して上値を試す動きとなっている。
株探ニュース