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アップル、決算受け下落 予想上回る第1四半期の見通しも物足りず 中国やiPadが低調=米国株個別

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2026年11月3日 23時39分

(NY時間09:39)(日本時間23:39)

アップル<AAPL> 327.62(-10.71 -3.16%)

アップル<AAPL>が下落。前日引け後に7-9月期決算(第4四半期)を発表。アイフォーンが好調で1株利益、売上高とも予想を上回ったものの、株価はネガティブな反応を示している。

その後の説明会で年末商戦期にあたる10-12月期(第1四半期)の売上高見通しを7-10%増と発表した。予想の6.1%増を上回る内容ではあったが、ここ数カ月の株価上昇で高まっていた投資家の期待には不十分だったようだ。

同社株は6月下旬以降の上昇で時価総額が約1兆ドル増加し、投資家は極めて好調な決算を期待していた。それだけに、今回の決算に対する市場の期待の高さが浮き彫りとなった。

また、第4四半期についても、今回はターナスCEOの下で初めて発表された決算だったが、強弱入り交じる内容となった。売上高は予想こそ上回ったものの、伸びは前四半期から鈍化し、iPad、中国事業、ウエアラブル端末の売上高も期待外れとなった。

ターナスCEOは9月1日にCEOに就任し、7-9月期の最後の1カ月間、経営を指揮した。就任後は折りたたみ式の「アイフォーンDuo」、タッチスクリーン搭載の「MacBook Pro」、家庭向けハブ「ホームビュー」の発表を主導。ただ、いずれも販売開始は10-12月期に入ってからとなっている。

アナリストのコメントは以下の通り。

◆第4四半期の製品部門の粗利益率は37.2%となり、前年同期から1.0%ポイント改善した。メモリー価格が高止まりする中でも、事業運営が順調に進んでいることを示している。ただ、製品部門の粗利益率の悪化リスクは、引き続き短期的な重要課題となっている。

◆アイフォーンとMacの好調が市場予想を上回る決算をけん引し、ハードウエア主導の堅調な決算だった。一方、関税還付金を除くと利益の上振れ幅はそれほど大きくはなく、サービス部門の増収率も1桁台に鈍化した。(投資判断「買い」、目標株価380ドル)

◆決算発表前の焦点は、アイフォーン18の販売サイクルがどのような展開になるかだった。アイフォーンの売上高が17%増加し、粗利益率が47.9%となったことは、部品発注の削減やメモリーコスト上昇への懸念に対する明確な回答となった。ただ、サービス部門の成長鈍化や、営業キャッシュフローが予想を下回ったことについては、疑問の声が上がるだろう。(投資判断「買い」、目標株価400ドル)

◆アップル株は最近、AI関連以外への資金シフトを背景に大きく上昇しており、その結果、株価のバリュエーションはかなり割高な水準に達している。そうした株価上昇を踏まえると、今回の決算はややネガティブな内容だった。1株利益と売上高の予想からの上振れ幅は小さく、中国事業の売上高への圧力など、いくつかの警戒すべき兆候も見られる。

(7-9月期・第4四半期)

・1株利益:2.10ドル(予想:2.00ドル)

・売上高:1144.8億ドル 12%増(予想:1134.7億ドル)

製品:829.0億ドル 12%増(予想:818.5億ドル)

アイフォーン:575.8億ドル 17%増(予想:564.9億ドル)

Mac:107.9億ドル 24%増(予想:97.0億ドル)

iPad:62.3億ドル 10%減(予想:68.9億ドル)

ウェアラブル・ホーム・アクセサリー:83.0億ドル 7.9%減(予想:90.0億ドル)

サービス:315.7億ドル 9.8%増(予想:315.8億ドル)

・米州:486.8億ドル 10%増(予想:485.1億ドル)

・欧州:320.1億ドル 12%増(予想:302.1億ドル)

・中華圏:175.4億ドル 21%増(予想:187.5億ドル)

・日本:65.4億ドル 1.4%減(予想:73.0億ドル)

・その他アジア太平洋:97.1億ドル 15%増(予想:90.2億ドル)

・研究開発費:117.3億ドル(予想:116.3億ドル)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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