3Mが上昇 PFAS訴訟で和解に合意=米国株個別
(NY時間14:48)(日本時間04:48)
3M<MMM> 194.39(+17.34 +9.79%)
3M<MMM>が上昇。有機フッ素化合物(PFAS)やそれを含む消火剤による健康被害を巡る人身損害賠償訴訟において、73億5000万ドル(約1兆円超)の支払いで和解に合意した。これを受けて他のPFAS製造・使用企業に対する被害救済圧力の強まりは避けられない情勢。
今回の和解は、サウスカロライナ州の連邦地裁が担当する広域係属訴訟(MDL)に伴うもの。過去に汚染水や消火剤を通じて有害物質に曝露し、腎臓がんや甲状腺疾患など指定6種類の疾病を発症した人やその遺族が対象となる。支払いは9年間に渡り実施され、同社のブラウンCEOは対象者を約11万5000ー12万人と見込む。
原告側弁護団は今回の合意を重要な節目と位置付け、BASFや旧デュポンなど他の被告企業に対しても賠償責任の明確な道筋を示すと評価した。
裁判所は原告情報の提出命令を出し手続きを進めるが、今後は連邦政府を相手取ったスーパーファンド法に基づく請求など、未解決の法的課題への審理焦点化も見込まれている。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース