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クアルコム、決算受け時間外で下落 スマホ市場の低迷が引き続き重荷=米国株個別

材料
2026年11月5日 6時17分

(NY時間16:17)(日本時間06:17)時間外

クアルコム<QCOM> 165.23(-7.96 -4.59%)

クアルコム<QCOM>が時間外で下落。引け後に7-9月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。第1四半期のガイダンスでは予想を下回る1株利益の見通しを示していた一方、売上高は予想を上回る見通しを示した。新市場への事業拡大が進み、低迷するスマートフォン業界への依存度が低下していることを示唆した。

自動車メーカーやデータセンター機器メーカーからの需要が、スマートフォン市場の減速を補っている。依然として同社最大の顧客層であるスマホメーカーは、メモリーチップやその他の部品価格の高騰に対応するため、生産を縮小している。

アモンCEOは、PC、自動車、ネットワーク機器、さらに最近ではデータセンターなどの分野への事業拡大を推進している。同社はAI対応PC向け技術について大口顧客の獲得を発表しており、省電力機器の開発で培った経験が、他社にはない独自の製品を提供する強みになっていると主張。ただ、投資家は慎重姿勢を崩しておらず、株価は今年に入って下落。主力事業の低迷を補うほどの新たな収益が十分に早く立ち上がらないのではないかとの懸念が株価の重しとなっている。

一方、スペースX<SPCX>が全米規模の地上無線通信ネットワークにクアルコムの部品を採用する計画を明らかにし、顧客基盤の多様化に向けた取り組みに追い風となった。ただ、現時点ではスマホ市場の低迷が引き続き業績の重荷となっている。

(7-9月期・第4四半期)

・1株利益(調整後):2.17ドル(予想:2.16ドル)

・売上高(調整後):104.4億ドル 7.3%減(予想:101.2億ドル)

QCT:90.2億ドル 8.2%減(予想:88.0億ドル)

IoT:18.9億ドル 4.5%増(予想:18.4億ドル)

スマートフォン:51.4億ドル 26%減(予想:52.5億ドル)

自動車:19.9億ドル 89%増(予想:16.9億ドル)

QTL:13.0億ドル 7.5%減(予想:12.9億ドル)

・営業利益(調整後):27.7億ドル(予想:27.3億ドル)

(10-12月期・第1四半期見通し)

・1株利益(調整後):2.15~2.35ドル(予想:2.32ドル)

・売上高:104~112億ドル(予想:105.5億ドル)

QCT:90~96億ドル(予想:90億ドル)

QTL:13~15億ドル(予想:13.7億ドル)

(通期見通し)

・設備投資:24.9億ドル(予想:18.6億ドル)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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