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【通貨】豪ドル週間見通し:早期利上げ観測後退で伸び悩む展開か


■弱含み、インフレ見通しや副首相辞任が売り圧力に

先週の豪ドル・円は横ばい。豪準備銀行(中央銀行)の2月理事会議事要旨で「インフレ面での一段の前進はごく緩やかなものになる見込み」との見解が示され、豪ドル買いはやや後退した。また、ジョイス豪副首相が辞任(国民党党首も辞任)したことも、豪ドルへの売り材料となった。取引レンジ:83円27銭-84円87銭。

■早期利上げ観測後退で伸び悩む展開か

今週の豪ドル・円は伸び悩む展開か。豪準備銀行(中央銀行)の2月理事会議事要旨では、「インフレ進行は緩やかで、雇用堅調も賃金の伸びは依然抑制」との見解が含まれていた。早期利上げの可能性は低いとみられており、引き続き豪ドル相場を圧迫する要因となりそうだ。副首相の辞任表明でターンブル政権の支持率は低迷していることも豪ドル売り材料になるとみられる。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・3月1日:10-12月期民間設備投資(7-9月期:前期比+1.0%)

予想レンジ:82円00銭-85円00銭

《SK》

 提供:フィスコ

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