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【通貨】英ポンド週間見通し:伸び悩みか、日本の政局不安を警戒


■伸び悩み、米ドル安・円高進行の影響受ける

先週のポンド・円は伸び悩み。米利上げペース加速の思惑は後退し、ポンド買い・米ドル売りが活発となった関係でポンド・円は一時150円台前半まで買われた。しかしながら、米中貿易摩擦は激化するとの懸念が高まり、米ドル売り・円買いが活発となったことで対円レートの上昇は一服。23日に開かれた欧州連合(EU)の首脳会議で、英金融業界などが単一市場に参加する選択肢は否定されており、ポンド買いはやや縮小した。取引レンジ:147円05銭-150円31銭。

■伸び悩みか、日本の政局不安を警戒

今週のポンド・円は伸び悩みか。目先的には5月利上げの可否を見極める展開となりそうだ。10-12月期国内総生産(GDP)確定値など主要経済指標が予想と一致した場合はポンド買いが強まるとの見方が多いようだ。ただ、日本の政局不安が警戒された場合、ポンドの対円レートは伸び悩む可能性が高い。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・29日:10-12月期国内総生産確報値(前年比予想:+1.4%)

予想レンジ:146円00銭-150円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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